会員権を検討するなら「提携コース」の有無もチェック
「会員権購入を検討する時に、どんな『提携コース』があるかをチェックすることは、見過ごされがちだが大切なポイントです」と言う、ゴルフダイジェスト会員権サービス部の源川さんに聞きました。
「例えば、大洗GCや大利根CCが提携する湘南CCや那須GCは、会員権が市場に出ません、または市場に出るのが非常に稀なコースです」
「メンバー同伴以外ではプレーすることが難しく、ネットで予約もできません。そういったコースと提携しているゴルフ場は、会員権市場で高い評価を受けています」(源川)
続いて、お薦めのメンバーシップコースを挙げてもらいました。
【関東→関東】お薦めする3コース
【大洗ゴルフ倶楽部(茨城)】井上誠一設計の傑作シーサイド
もともと、防風防砂林として生えていた松の木をハザードとして利用し、フェアウェイバンカーを必要最小限にとどめた、自然との調和をテーマに設計された日本有数の難コース。
コース設計家・井上誠一は予定地を視察した際、「うねる砂丘と松林、ここは夢の国だ!」と絶賛したという逸話が残ります。
提携コース 湘南カントリークラブ(神奈川) 那須ゴルフ倶楽部(栃木)
大洗ゴルフ倶楽部
茨城県東茨城郡大洗町磯浜8231-1
18H・7190Y・P72
公式ホームページはこちら
【会員権情報】
正会員 255万円
名変料 100万円
追加預託金 15万円
総額 370万円
【大利根カントリークラブ(茨城)】松林が美しく戦略的な林間36ホール
東コース、西コースからなる36ホール。ホールが松林でセパレートされ、池とバンカー、そして随所に立ちはだかる松の木が戦略性を高めています。高低差はわずか3メートルですが、まったく飽きのこないレイアウト、日本のゴルフ場らしい上質な林間コース。
1972年には「日本オープン(東コース)」の、2010年には「日本女子オープン(東)」の舞台とななりました。
提携コース 湘南カントリークラブ(神奈川)、那須ゴルフ倶楽部(栃木)、龍ヶ崎カントリー倶楽部(茨城)
大利根カントリークラブ
茨城県坂東市下出島10
東コース:18H・7024Y・P72(ホワイトグリーン)
西コース:18H・7065Y・P72(ホワイトグリーン)
公式ホームページはこちら
【会員権情報】
正会員 450万円
名変料 300万円
追加預託金 100万円
総額 850万円
【日光カンツリー倶楽部(栃木)】赤松の枝が立体ハザードとなる難コース
日光CCは昭和30年開場。全体的にフラットながら、赤松の張り出した枝が攻略を難しくさせる、井上誠一設計コースの初期の名作のひとつ。クラブハウスに続く、宿泊ロッジがあって、東京在住メンバーも多数在籍します。
提携コースが多いのも特徴のひとつ。日光のメンバーライフを愉しみながら、神奈川など近郊のコースもプレーできます。
提携コース 平塚富士見CC(神奈川)湘南CC(神奈川) 那須GC(栃木) 小山GC(栃木) 飯能GC(埼玉) 湯河原CC(神奈川)
日光カンツリー倶楽部
栃木県日光市所野 2833
18H・7061Y・P72
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【会員権情報】
正会員 35万円
名変料 200万円
追加預託金 なし
総額 235万円
提携先コースの予約は、メンバーではなくコースがするのが慣例
提携コースでは優待価格でプレーできますが、「いくらなのか」を公表していないコースがほとんどです。
「プレー料金が『優待料金』や『特別料金』といった表記になっているのは、季節に応じた料金変動だけでなく、提携先のコースのメンバーにも配慮しているからです」(源川)
「実際にプレーを望む場合は、予約はメンバーが直接コースに連絡を入れるのではなく、コースが提携先のコースに連絡を入れ、予約を取るのが慣例です」
名コースの会員になれるだけでなく、別の名コースでもプレーを楽しむことができる。会員権購入を検討する際には、ぜひ、提携コースに注目していきましょう。
週刊GD2019年2月19日号より
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