首都ブエノスアイレスは「南米のパリ」
人口の9割以上がヨーロッパ系というアルゼンチン。特にブエノスアイレスは「南米のパリ」と言われ、古き良きヨーロッパの街並みとヨーロッパの移民たちが築き上げた「タンゴ」をはじめとする独自の文化が見事に調和した、洗練された大人の街だ。
![画像: 街の「カミニート」地区はヨーロッパからの移民が最初に住み始めたエリアで、タンゴの発祥の地](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/5d32aedd150b24ba06041f71d213805e89aaee19_xlarge.jpg)
街の「カミニート」地区はヨーロッパからの移民が最初に住み始めたエリアで、タンゴの発祥の地
![画像: 独立運動の際に民衆が集まった「5月広場」は、歴史的建造物が集まる観光の拠点](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/7d8c28bd4f601ad7c0166180d5ee622ecfc2e0e9_xlarge.jpg)
独立運動の際に民衆が集まった「5月広場」は、歴史的建造物が集まる観光の拠点
![画像: カラフルに彩られた建物が立ち並ぶ小径「カミニート」は、歩いているだけで楽しくなる!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/fed683f3617e071009b3b6708b83b7535a706025_xlarge.jpg)
カラフルに彩られた建物が立ち並ぶ小径「カミニート」は、歩いているだけで楽しくなる!
![画像: 5月広場を挟んで大統領府の向かいに建つ「カピルド」(スペイン植民地時代の行政機関、現在は市議会)と大聖堂](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/e587cb4d3c68c1ee0ac2811d4a7f01742192c56d_xlarge.jpg)
5月広場を挟んで大統領府の向かいに建つ「カピルド」(スペイン植民地時代の行政機関、現在は市議会)と大聖堂
![画像: 大統領夫人エビータの演説で有名な「大統領府」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/9a17af2d57e0b7fc4d9a38d8ad904b3d8e9d7d5d_xlarge.jpg)
大統領夫人エビータの演説で有名な「大統領府」
ヨーロッパが色濃く残る芸術と文化
ヨーロッパの影響を受けたブエノスアイレスには、日常的に芸術に触れられる美術館や博物館が数多くある。ミラノのスカラ座、パリのオペラ座と並び世界三大劇場とされている「コロン劇場」もその一つ。
![画像: 世界三大劇場の一つ「コロン劇場」は19年の歳月をかけて1908年に完成](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/423f7b88e694948088c820e1aeb0cbd5c0501c26_xlarge.jpg)
世界三大劇場の一つ「コロン劇場」は19年の歳月をかけて1908年に完成
![画像: 約3000名収容できるコロン劇場。そのスケールには圧巻](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/5804fdd766f719b7b949ffbb63da148cc98dbfa7_xlarge.jpg)
約3000名収容できるコロン劇場。そのスケールには圧巻
![画像: ここは劇場ではなく、本屋。1919年に建てられた劇場を改装、英国紙で「世界の美しい書店」の2位に選ばれた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/3019a2574aeb57704f2b53e6a5c27e050522410e_xlarge.jpg)
ここは劇場ではなく、本屋。1919年に建てられた劇場を改装、英国紙で「世界の美しい書店」の2位に選ばれた
英国人が造ったゴルフ場と鉄道。最初のコースは1907年開場
美しい街ブエノスアイレスを中心に発展してきたゴルフ。1816年にスペインから独立後、アルゼンチンは自由貿易によりヨーロッパ各国と積極的に交流。農牧業によって経済発展を果たした。「パンパ」と呼ばれる肥沃な大草原を開拓し、小麦やトウモロコシなどを生産。それらの作物を効率よく貿易拠点であるブエノスアイレスへ運ぶ「鉄道」が必要だった。その鉄道建設に力を注いだのが、英国だ。彼らの鉄道技術に関しては言うまでもないが、元々アルゼンチンとの交流が盛んだった英国が、1890年代に入って自らの資本でアルゼンチンに鉄道を建設。娯楽のためのゴルフ場も、駅の周辺に造った。
![画像: アルゼンチン最古のゴルフコース「サンアンドレスゴルフクラブ」は1907年開場。当時の風景](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/02/1b69cbef3903ded0b9026bb4066ce9da9d7623fb.gif)
アルゼンチン最古のゴルフコース「サンアンドレスゴルフクラブ」は1907年開場。当時の風景
少しお洒落してコースへ、振る舞いもスマートなのがブエノスアイレス流
現在国内には240以上、ブエノスアイレス周辺100キロ内には170ものゴルフ場がある。郊外へ車を走らせると、どこまで行っても景色が変わらない広大な土地が広がり、そこに造られたコースはフラットで、フェアウェイの先に広がる空は果てしなく広い。多くは、英国の影響を受け、今もその伝統を守り、マナーとルールには厳しい。お洒落をしたゴルファーが集い、紳士淑女らしいスマートな立ち居振る舞いを忘れない。
![画像: ブエノスアイレスゴルフクラブ 設計はロバート・ボン・ヘギー。マウンド、池、バンカーを巧みに配置した美しいコース](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/358a56801f60365ea488825109a8bb843ad3d006_xlarge.jpg)
ブエノスアイレスゴルフクラブ 設計はロバート・ボン・ヘギー。マウンド、池、バンカーを巧みに配置した美しいコース
![画像: ブエノスアイレスゴルフクラブ 米ゴルフ誌でアルゼンチンのナンバーワンコースと評価され、2000年にはワールドカップの舞台にもなった名コース](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/f9499bd6e88f2bdc4023f30cd03c15894ff35734_xlarge.jpg)
ブエノスアイレスゴルフクラブ 米ゴルフ誌でアルゼンチンのナンバーワンコースと評価され、2000年にはワールドカップの舞台にもなった名コース
![画像: サンエリセオゴルフ&カントリークラブ フェアウェイが広く、ダイナミックなゴルフが楽しめる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/e68eb64efd9076443d5103c47acee6ad15eeffa0_xlarge.jpg)
サンエリセオゴルフ&カントリークラブ フェアウェイが広く、ダイナミックなゴルフが楽しめる
![画像: サンエリセオゴルフ&カントリークラブ 地元の英雄、ロベルト・デ・ビセンゾが「私の夢のコース」と語った](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/8df5d66d8ccfbfa94b9eb92ac0d940361832c0b1_xlarge.jpg)
サンエリセオゴルフ&カントリークラブ 地元の英雄、ロベルト・デ・ビセンゾが「私の夢のコース」と語った
![画像: サンアンドレスゴルフクラブ アルゼンチン最古のコース。ボビー・ジョーンズも訪れた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/f7b0269e9d248605ea7c4eb1701f9ad3f34e225e_xlarge.jpg)
サンアンドレスゴルフクラブ アルゼンチン最古のコース。ボビー・ジョーンズも訪れた
プレーの後は赤ワインで乾杯
プレーを楽しんだ後はクラブハウスで19番ホールが始まる。アルゼンチンの良質な牛肉と赤ワインをお供に、ゴルフ談義に花を咲かせる。よく食べ、よく飲み、よく語り…。社交の場としての倶楽部ライフを楽しむのがブエノスアイレス流。
![画像: 草原に放牧されて育てられた牛肉は、柔らかく、肉の旨味がしっかり味わえる。赤ワインとともにクラブハウスでくつろぎの時間が始まる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/02/0616f84c5f620c77f3fc9bd363a1cf558d48479f_xlarge.jpg)
草原に放牧されて育てられた牛肉は、柔らかく、肉の旨味がしっかり味わえる。赤ワインとともにクラブハウスでくつろぎの時間が始まる
アルゼンチンの旅に「イグアスの滝」も外せない
ブエノスアイレスから飛行機で約2時間ほど北に行くと、世界遺産「イグアスの滝」にも訪れることができる。イグアスの滝は、ナイアガラ、ビクトリアと合わせて世界三大瀑布と言われているが、そのスケールは圧倒的。訪れた人は「世界観が変わる」と言われています。
![画像: 世界一の滝「イグアスの滝」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/04/049a0e97a57e85afddfb07f7637202cd0b760b52_xlarge.jpg)
世界一の滝「イグアスの滝」