スコアが停滞しているアマチュアは、スウィングを勘違いしているケースが多いのです by横田英治プロ
多くのゴルファーを指導していて感じると言うアマチュアの勘違いについて、聞いてみると……。
横田 仏教の教えに『八正道』というものがあります。ごくごく簡略化して説明すると、物事は正しい知識を得て、正しく努力しないと、ゴールには近づけないというもの。このことは世の悩めるアマチュアゴルファーにもぴたりと当てはまります。
アマチュアゴルファーの指導経験が豊富な横田英治プロは、練習しても上手くなれないアマチュアの共通点は「自分自身を知らなすぎること」だと指摘する。
横田 練習場でボールを打っているアマチュアのほとんどは、ボールに当たったかどうかは気にしても、自分がどういうスウィングをしているかは、あまり気にしていません。だから手打ちの人は、ずっと手打ちのスウィングのままなんです。
仮にナイスショットが出たとしても、それは"偶然"でしかなく、そのまま何時間練習しても根本的には上達しないということだ。
正しく自分自身を知るために、アマチュアに多い勘違いを聞いてみた。
【勘違い①】自分は『イップス』だと思っている
横田プロが高校時代「イップスかも」と口にしたら、当時の先生に「イップスはプロでもトップだけがなる症状。それ以外はただの練習不足だ」と叱責されたそう。イップスを言い訳にしていては上達は望めない。
【勘違い②】7番アイアンの飛距離は150ヤード
横田 番手ごとの正確なキャリー距離を把握していないのが、アマチュアの問題点のひとつ。これにより「ナイスショットがグリーンに届かなかったり、本来届かないものを届かせようとして力む」症状が出るのです。
【勘違い③】狭いホールは安全に3Wで打つ
横田 左右がOBなどの場合、プロは3Wでティショットしますが、アマチュアはむしろスウィートエリアの広いドライバーで打つほうが安全ではないでしょうか。普段から3Wを練習していないなら成功する確率は低くて当然です。
【勘違い③】評判のいいクラブが欲しくなる
『飛ぶ』と評判のクラブがあれば。思わず買い替えたくなるのが人情というもの。しかし、クラブは何より"自分のスウィングに合っているか"が大切。ミーハー的な買い替えは上達の妨げになることが往々にしてある。
スウィングには本人ではわからない‟病巣”が潜んでいることが多い。それを見極められる‟プロの眼”が治療には不可欠
横田 病気の治療を医者にまかせるのと同じで、スウィングのことは、本来はプロやコーチにまかせるべき。ゴルフのスウィングには見た目だけではわからない"病巣"が潜んでいることが多いので、それを見極められる『プロの眼』が治療には不可欠だからです。
そんな横田プロが主催するゴルフ合宿。練習からラウンドまで、指導経験が豊富な横田プロがしっかり見てくれるので、自分自身のスウィングを見つめ直し、最短距離で上達する道しるべが見えるはずだ。
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