ベトナムのゴルフは、日本のゴルファーにはまだ馴染みないが、東南アジアのゴルフインバウンド大国「タイ」に次ぐ、ゴルファーの新たなディスティネーションとして注目されている。21世紀に入ってからオープンしたゴルフ場も多く、どれもが世界水準以上の戦略性と景観をもつ。なかでも、南部の都市ホーチミン南西部に広がる穀倉地帯メコンデルタの高台に造られた「ロンタンゴルフクラブ」は別格と評価される。ベトナムのゴルフマガジン誌では、国内で「最も美しいコース」として「ロンタンゴルフクラブ」を選出している。

設計は、日本の絶景コース「ボナリ高原GC」と同じロナルド・フリーム

「ロンタンゴルフクラブ」のコース設計はロナルド・フリーム。1943年生まれ、ワシントン州立大学を経て、米国ゴルフコース設計家協会会長を務めたロバート・M・グレイブスとピーター・トムソンに師事し、コース設計家として65カ国150コース以上の設計を手掛けてきた。

画像: 設計家R・フリーム

設計家R・フリーム

世界的な知名度では、P・ダイやR・T・ジョーンズ親子に及ばないが、日本国内では東北を代表するコース「ボナリ高原ゴルフクラブ」、長崎県の「大村湾カントリー倶楽部ニューコース」などを設計している。グリーンの複雑なアンジュレーションと、地形と風景を活かした印象に残るコース造形が特徴。

「ロンタンゴルフクラブ」は2001年開場。丘陵地を活かした打ち上げと打ち下ろしが続き、崖沿いのホールなどがある「ヒルコース(18H)」と、デルタ地帯を彷彿とさせるウォーターハザードがホール左右に連なる難コース「レイクコース(18H)」の36ホール。どちらも、メコン川流域の田園風景と近代都市ホーチミンの高層ビルの双方を借景に取り入れた風光明媚なコースだ。

画像: レイクコース14番 224Y P3 フルチャレンジのアイランドグリーン。「コースでは挑戦する前に古いボールにスイッチ!」を推奨する

レイクコース14番 224Y P3 フルチャレンジのアイランドグリーン。「コースでは挑戦する前に古いボールにスイッチ!」を推奨する

画像: ヒルコース4番 206Y P3 写真のレッドティからは137Y 石積みでセパレートされた谷越え、ロンタンらしい美しいホール

ヒルコース4番 206Y P3 写真のレッドティからは137Y 石積みでセパレートされた谷越え、ロンタンらしい美しいホール

画像: ヒルコース1番 401Y P4 スタートホールはフラットな右ドッグレッグ

ヒルコース1番 401Y P4 スタートホールはフラットな右ドッグレッグ

画像: レイクコース10番 403Y P4 ティショットは左右が池。左サイドに打つとセカンドも池越えに

レイクコース10番 403Y P4 ティショットは左右が池。左サイドに打つとセカンドも池越えに

フェアウェイは平均50メートル以上の幅があって開放感たっぷりの反面、それを越すといずれもトラブルに嵌まる設計、アンジュレーションとティフトン芝の芝目が交錯するワングリーンも難敵、ピン位置から計算したアプローチショットがスコアメークのカギと言われる。

ちなみに、設計家のR・フリームはベトナムの対岸国マレーシアの都市「ジョホール バル」に在住、東南アジアの気候、風土、地形に精通した専門家であり、シンガポール一番の人気コース「セントーサゴルフクラブ」、バンコクの「ウィンザーパーク&ゴルフクラブ」も氏の設計。

Long Thanh Golf Club &Residential Estate
開場/2001年
設計/ロナルド・フリーム(Ronald Fream of the California , Golf plan – Fream & Dale Golf Course Architecture)
ヒルコース/18H P72 7011Y
コースレート/フルバック73.1 レギュラー69.3 フロント67.5
レイクコース/18H P72 7056Y
コースレート/フルバック73.4 レギュラー70.4 フロント68.3
グリーン/ティフトン&コーライ
練習場/280Y
アクセス/ホーチミン中心からクルマで約1時間

画像: ナイター設備があるのも特徴のひとつ。ホーチミンまで1時間で戻れるので、レイクとヒルの2ラウンドも可能だ

ナイター設備があるのも特徴のひとつ。ホーチミンまで1時間で戻れるので、レイクとヒルの2ラウンドも可能だ

画像: 設計は、日本の絶景コース「ボナリ高原GC」と同じロナルド・フリーム

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