クルマを走らせて40分、標高1500㍍の「バーナーヒルズ」の麓にあるのが「バーナーヒルズゴルフクラブ」。ダナンにあるチャンピオンコースのひとつだ。
現在のダナンには、造成中で間もなくオープンというコースを含めると、ぜんぶで8コースあるが、そのほとんどがシーサイドエリアに集まっている。その点、この「バーナーヒルズGC」は、山間部の入口の丘陵地にあり、ある意味、特別な存在のコース。
コース設計は、自身初という英国のルーク・ドナルドとIMGデザイン社。

クラブハウス レストラン

クラブハウス テラスからの眺め(18番ホール)

ルーク・ドナルド初の設計コース

クラブハウス タイトリスト&フットジョイのプロショップが入る

クラブハウス ロビー

クラブハウスのレストランで食べられるエビやイカが漁業地ダナンらしい魚介出汁のスープ

クラブハウスのレストランにて。野菜 ナッツ 豚肉 香辛料たっぷりの炒め物
バーナーヒルズの真骨頂はバックナイン。怒涛の高低差に水が絡む
本来はアウト1番から説明すべきですが、「バーナーヒルズ」の魅力は10番からのバックナインに強く出ています。山麓地形の高低差を活かしたダイナミックなホールが続きます。10番は壁のように見えるフェアウェイに向かってティショットする打ち上げ。グリーンはこの丘の頂上にあります。
12番は森のなかにグリーンとバンカーとエプロンだけが浮かんでいるといった景色の打ち下ろしパー3。

10番(339Y・P4)ご覧のような打ち上げ。左のバンカーを避けて右寄りへ

10番グリーン。グリーンはペンクロスのベント芝。スピードは8.5~9フィート

12番(225Y・P3)2段グリーンで大きなアンジュレーションがある

14番(608Y・P5)S字状に2度ドッグレッグしながら打ち下ろしていくホール。左右にはバンカー群

14番の3打目地点。ティショットの池が川となってグリーン周りのハザードとなる
16番パー3も強烈です。自然の池に囲まれたアイランドグリーンはティーイングエリアのはるか下。バックティからは30メートル以上は打ち下ろします。17番も難関、ティとフェアウェイ、そしてグリーンが谷と池で3段状にセパレートされて、点から点へショットをつないでいかなければなりません。

16番(217Y・P3)池の中に浮かぶグリーンの幅は約20メートル

17番(466Y・P4)フェアウェイまで約20メートルの打ち下ろし。そこから池越えの打ち下ろしでグリーンを狙う

17番(466Y・P4)フェアウェイまで約20メートルの打ち下ろし。そこから池越えの打ち下ろしでグリーンを狙う。(グリーン奥から)
バックナインの終盤にこういったホールを続けるのは、世界ランク1位にもなったルーク・ドナルドの強烈なこだわりだったと言います。トーナメントを開催しても必ず盛り上がる仕掛けです。

18番(473Y・P4)
フロントナインは丘陵林間タイプ
フロントナインの9ホールは、アップダウンよりの難しさよりも要所に待つ複数のバンカーが特徴的です。ホールの片側、もしくは両サイドにバンカーが2つ、3つと連続するため距離よりもラインどり、方向性がスコアメークのカギになりそうです。
バンカーを連ねることでさまざまな飛距離のゴルファーに同様の戦略性を持たせるコンセプトは近年の世界基準コースそのものの造りですね。日本にはあまりないデザインです。

1番(453Y・P4)セカンド地点より

2番(225Y・P3)バーナーヒルの原生林の間に起伏のあるホールが続く

3番(455Y・P4)ゆるやかな右ドッグレッグ、右のバンカーの左が狙い目

3番、セカンド以降も左右にバンカーが連なる

5番(708Y・P5)フルバックティからはティショットの池越えにキャリー240ヤードは必要。フロントティならキャリー190ヤード程度で越える

5番のグリーン周り。セカンド以降も打ち下ろし、グリーンは縦長の砲台状

7番(443Y・P4)セカンド地点からグリーンまで左サイドは池が続く
ドライビンレンジは300ヤード、早めに行ったら練習を!

ドライビングレンジ 300ヤード

ドライビングレンジ 30打席

アプローチ練習場

クラブハウスと練習グリーン
バーナーヒルズ ゴルフクラブ
18ホール/7857Y/P36
開場/2015年1月
設計/L・ドナルド、IMGデザイン
グリーン/ベント(ペンクロス/8.5~9フィート)
フェアウェイ&ラフ/コーライ

バーナーヒルズ ゴルフクラブには18ホールナイター設備付き
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