シーサイドリゾートとして人気の街・ダナンには、有名ゴルフコース設計家がデザインしたゴルフコースが点在します。そのほとんどがシーサイドエリアに集中。今回紹介する「バーナーヒルズGC」は、山間部の入口の丘陵地にあり、ある意味、特別な存在のコースとも言えます。
コース設計は、自身初という英国のルーク・ドナルドとIMGデザイン社。
バーナーヒルズの真骨頂はバックナイン。怒涛の高低差に水が絡む
本来はアウト1番から説明すべきですが、「バーナーヒルズ」の魅力は10番からのバックナインに強く出ています。山麓地形の高低差を活かしたダイナミックなホールが続き、10番パー4は壁のように見えるフェアウェイに向かってティーショットする打ち上げ。グリーンはこの丘の頂上にあります。
森の中にグリーンとバンカーとエプロンだけが浮かんでいる、といった景色の12番パー3も印象的です。
16番パー3も強烈です。自然の池に囲まれたアイランドグリーンはティーイングエリアのはるか下。バックティーからは30メートル以上は打ち下ろします。17番パー4も難関、ティーとフェアウェイ、そしてグリーンが谷と池で3段状にセパレートされて、点から点へショットをつないでいかなければなりません。
バックナインの終盤にこういったホールを続けるのは、世界ランク1位にもなったルーク・ドナルドの強烈なこだわりだったと言います。トーナメントを開催しても必ず盛り上がる仕掛けです。
フロントナインは丘陵林間タイプ
フロントナインの9ホールは、アップダウンよりの難しさよりも要所に待つ複数のバンカーが特徴的です。ホールの片側、もしくは両サイドにバンカーが2つ、3つと連続するため距離よりもラインどり、方向性がスコアメイクのカギになりそうです。
バンカーを連ねることで、様々な飛距離のゴルファーに同様の戦略性を持たせるコンセプトは、近年の世界基準コースそのものの造り。日本には、あまりないデザインです。
ドライビンレンジは300ヤード、早めに行ったら練習を!
練習施設も充実。ドライビングレンジは300ヤードの広さを誇り、アプローチ練習場も余裕のスペース。少し早めに着いて、しっかり練習して臨むのがオススメ!
バーナーヒルズ ゴルフクラブ
18ホール/7857Y/P36
開場/2015年1月
設計/L・ドナルド、IMGデザイン
グリーン/ベント(ペンクロス/8.5~9フィート)
フェアウェイ&ラフ/コーライ
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