年間300日が晴天に恵まれる地中海の街アンタルヤ・べレク。地中海の楽園であるとともに、ゴルファーの天国とも言われる場所です。「知ってるようで知らなかった」、今回はそんなアンタルヤゴルフの魅力に迫ってみます。

ゴルファーの街、欧州ゴルフベストディスティネーション受賞

トルコのイスタンブールから飛行機で南へ1時間、トルコ南西部のアンタルヤ・ベルクは、2013年に「ヨーロッパゴルフベストディスティネーション」にも選ばれたほど世界的に注目されています。

約20キロに及ぶ地中海に沿って、多くの五つ星ホテルと、名門コースが連なる街。タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイらが熱戦を繰り広げたコースがあれば、ニック・ファルド、コリン・モンゴメリーという名手が手掛けたトーナメントコースもあります。

地中海沿いに一流コースが密集

車で地中海沿岸を走ると、アンタルヤがゴルフの楽園であることがわります。5分も走らないうちに、次のゴルフ場に到着するほど、名門ゴルフが隣接、軒を連ねています。

トルコ国内にゴルフコースは20コースしかありませんが、そのうち16コースがこのアンタルヤ・べレク地区に集中しています。

ゴルフリゾートが続々誕生

この街がゴルフ観光都市として、世界から注目を集め始めたのが2000年。そのきっかけが1997年に誕生した五つ星のグロリアゴルフリゾート「グロリアゴルフクラブ オールドコース」でした。

2005年に「ケンピンスキー ザ ドーム」、2008年には「マックスロイヤル」がゴルフリゾートとして脚光を浴び、2012年から降は欧州ツアー「ターキッシュ エアラインズオープン」がアンタルヤで開催されるようになりました。

画像: アンタルヤに残るシデ遺跡

アンタルヤに残るシデ遺跡

近年は一流プロが束の間のオフを過ごし、ロシア、ドイツ、フランスから多くのゴルファーがバカンスとしてアンタルヤを訪れるようになり、2010年以降、観光客は増加し、欧州ではゴルフバカンスの新たなメッカとなりつつあります。

3年連続で欧州ツアーを開催 「マックス ロイヤル モンゴメリー」

アンタルヤを訪れたゴルファーがまず感動するのが、ゴルフコースのクオリティです。1年間を通してエバーグリーンのバミューダ芝、トーナメント基準のグリーン、いずれも瀟洒なクラブハウス、どのクラブコースに共通する“アンタルヤ・クオリティ”。

代表格は3年連続で欧州ツアー「ターキッシュエアラインズオープン」を開く「マックスロイヤルモンゴメリーコース」です。

Maxx Royal Mongomerie(18H・6486M・P72)
3年連続で欧州ツアー「ターキッシュエアラインズ」の舞台に選ばれた。設計はスコットランドのコリン・モンゴメリー。

タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、ルーク・ドナルドといった世界のスーパースターが熱戦を繰り広げた舞台は、国内最高のトーナメントコースとも称されています。

そして、地中海の魅力を最大限に生かしたリンクスとして、ワールドコースランキングで48位にランクインしているのが「リキア リンクス」。

Lykia Links GC(18H・6295m・P72)
地中海で勇逸となる本格派のスコティシュ・リンクス。世界のゴルフ場ランキングで48位に選出。

ピート・ダイが設計したこのコースは、地中海沿いの広大な砂丘に造られた極上のリンクス。P・ダイらしい鉄道の枕木を組み込んだポットバンカーがアクセントになっています。

年間300日が晴天の観光都市アンタルヤ・べレク。地中海を臨むゴルファーの天国です。

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