琉球王国の時代に思いを馳せる「首里城公園」(那覇)
沖縄の歴史と文化の象徴であり、沖縄を代表する観光スポットでもある「首里城公園」。首里城正殿は、2019年10月の火災により焼失し現在復元工事中だが、日本と中国の築城文化を融合し築かれた城郭や、正殿へ向かうまでに通る数々の門など、見どころはたくさん。城郭に築かれた物見台からは、那覇市内が一望できる。
琉球王国の政治・外交・文化の中心として栄えた首里城跡は、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、他の8つの遺産とともに世界遺産に登録された。琉球王国に思いを馳せながら、ゆっくりと城内を散策してみてはいかがだろう。
![画像: 首里城第二の城門「守礼門」。「守礼」とは「礼節を守る」という意味で、門に掲げられている扁額「守礼の邦」とは「琉球は礼節を重んずる国である」という意味。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/ef0570598cc602423ce9cd4bea374bce51af0174_xlarge.jpg)
首里城第二の城門「守礼門」。「守礼」とは「礼節を守る」という意味で、門に掲げられている扁額「守礼の邦」とは「琉球は礼節を重んずる国である」という意味。
![画像: 国王が外出する際に安全祈願した礼拝所「 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」。2000年に世界遺産に登録された。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/17/931706ef22880a9a7e4361ccb1e0bb65520b8d39_xlarge.jpg)
国王が外出する際に安全祈願した礼拝所「 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」。2000年に世界遺産に登録された。
![画像: 城郭内に入る第一の門「歓会門」は「歓迎」の意味を持つ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/17/cb7068a85841a51e8b1b701f59ac49016f416025_xlarge.jpg)
城郭内に入る第一の門「歓会門」は「歓迎」の意味を持つ。
![画像: 城郭の東端の物見台「東のアザナ」から那覇市内を望む。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/90ea2dee686d46d465ad2c5c356086658c538092_xlarge.jpg)
城郭の東端の物見台「東のアザナ」から那覇市内を望む。
首里城公園
沖縄県那覇市首里金城町1-2
TEL 098-886-2020
https://oki-park.jp/shurijo/
アクセス ゆいレール「首里駅」から徒歩15分
首里城周辺のお立ち寄りスポット
![画像2: <沖縄 冬のゴルフ旅 vol.4>世界遺産ぶらり散歩(那覇・読谷村)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/17/0f01e702b5ca0099ec97d3f50814fbaa917bc339_xlarge.jpg)
![画像3: <沖縄 冬のゴルフ旅 vol.4>世界遺産ぶらり散歩(那覇・読谷村)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/17/e126582cc803d7b92960288a136e6089762dd4bd_xlarge.jpg)
首里城公園から徒歩1分ほどの静かな住宅地の中に位置する「首里そば」。かき氷の中にぜんざいが入っている「氷ぜんざい」もお勧め!(写真中央)
首里城公園から徒歩1分
沖縄そばの名店「首里そば」
![画像4: <沖縄 冬のゴルフ旅 vol.4>世界遺産ぶらり散歩(那覇・読谷村)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/17/5703e866f82e4adb40f994c996996b6595d9fd9d_xlarge.jpg)
首里城公園から徒歩1分の位置にあるのが、地元でも大人気の沖縄そばの名店「首里そば」だ。カツオ出汁が効いた透き通ったスープは、あっさりしていてすべて飲み干したくなるほど。麺は手打ちでコシの強く、三枚肉やかまぼこなどのトッピングも上品な味わい。営業時間前から長蛇の列になるそうだが、並んででも食べたい珠玉の逸品!
首里そば
沖縄県那覇市首里赤田町1-7
TEL 098-884-0556
アクセス ゆいレール「首里駅」から徒歩5分
営業時間 11:30~14:00(木・日休、※売り切れ次第終了)
美しく力強い城郭「座喜味城跡」(読谷村)
2000年12月に、首里城跡とともに「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録された、沖縄本島中部エリア、読谷村にある「座喜味城跡」。那覇から国道58号線を使い約1時間、北部のリゾートエリアへ向かう途中にぜひ立ち寄りたい史跡だ。
琉球王国時代の15世紀初頭に築かれたと言われている「座喜味城」は、現在は城郭とアーチの石門を残すのみだが、松並木を抜けたその先に見える城郭は曲線美と重厚感を兼ね備え、城郭の最上部からは、東シナ海を望む絶景を見ることができる。
![画像: 松並木を抜けた先に見えるアーチ門。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/4217d4830aededfc3207519bc72575a8a7ea0d1f_xlarge.jpg)
松並木を抜けた先に見えるアーチ門。
![画像: 石積みの精巧さや、曲線の美しさは島内随一。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/b5bd2f30c3dd334e5523c9af1fb69c57eceeceb5_xlarge.jpg)
石積みの精巧さや、曲線の美しさは島内随一。
座喜味城跡
沖縄県中頭郡読谷村字座喜味708-6
見学無料
アクセス 那覇市内から車で約1時間
座喜味城跡周辺のお立ち寄りスポット
![画像5: <沖縄 冬のゴルフ旅 vol.4>世界遺産ぶらり散歩(那覇・読谷村)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/c51ef2659e904f251598b213557868c723e5c046_xlarge.jpg)
![画像6: <沖縄 冬のゴルフ旅 vol.4>世界遺産ぶらり散歩(那覇・読谷村)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/7c5d746d68c92dcfaa565b04243d31cdd3c62343_xlarge.jpg)
![画像7: <沖縄 冬のゴルフ旅 vol.4>世界遺産ぶらり散歩(那覇・読谷村)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/4a6acce77bd81863392e02fcf2d5b632efc0f3e7_xlarge.jpg)
工房で絵付けをする藤岡香奈子さん。「ウミガメを描いた器は好評をいただきました。新しい絵柄にも取り組んでいきたいですね」(写真上・中)。工房はやちむんの里の入口近くにあり、販売も行っている(写真下)
座喜味城跡から車で5分
陶芸の里を散策「やちむんの里」
![画像8: <沖縄 冬のゴルフ旅 vol.4>世界遺産ぶらり散歩(那覇・読谷村)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2022/11/18/7c61e2840b397eca970a1fd0ec7fcc5f54cdad08_xlarge.jpg)
世界遺産・座喜味城跡を見学したら、同じ読谷村の緑豊かなエリアにある「やちむんの里」にもぜひ訪れて欲しい。里内には、沖縄の焼物「やちむん」の工房が集まり、工房併設のギャラリーでは窯元から直接やちむんを購入することもできる。
人間国宝・金城次郎氏の孫で、両親ともに陶芸家である藤岡香奈子さんが主宰する「陶芸工房ふじ」は、2015年にオープンした比較的新しい工房。次郎氏の代表作である魚紋を継承した器のほか、女性らしいタッチでウミガメやハイビスカスなどを描いた器など、やちむんの独特の味わいと沖縄らしい華やかさを感じる作品を取り揃えている。
陶芸工房ふじ
沖縄県中頭群読谷村座喜味2677-1
TEL 098-989-1375
https://yachimunfuji.theshop.jp/
アクセス 那覇市内から車で約1時間、座喜味城跡から車で約5分
営業時間 9:00〜18:00(不定休)
撮影/三木崇徳