かつては南シナ海航路の要所
首都クアラルンプールのあるマレー半島と、ボルネオ島の北部から成るマレーシア。クチンは、そのボルネオ島北西部に位置し、サラワク州の州都でもあります。古くは南シナ海航路の要所として栄え、19世紀中頃から約1世紀にわたりイギリス出身の白人王が統治し、「サラワク王国」の首都として発展してきました。
空港に降り立つと、「これぞ、アジア！」というような独特な空気感！ 東南アジアの大都市とは違う少しローカルな感じに懐かしさを覚えました！
ウォーターフロントの異国情緒漂う街
空港から車で20分程度で、街の中心部へ。多少の渋滞はあるものの、バンコクなどの東南アジアの大都市のような大渋滞はないのでストレスフリー。市内に入ると、サラワク川がゆったり流れ、川沿いのウォーターフロントエリアは、ホテルやお土産屋、そしてサラワク王国時代に築かれたコロニアルな建物が立ち並ぶ観光エリアになっています。
市内からゴルフ場へのアクセスも抜群
さて、早速クチンのゴルフ場を紹介しましょう。今回視察したゴルフコースは、３コース。市内から至便の「ケラブ ゴルフ サラワク」「サマラハン カントリークラブ」、車で１時間ほどの「ダマイ ゴルフ＆カントリークラブ」です。
実は視察日はあいにくの雨……。コース内はすべて見られませんでしたが、どのコースもマレーシアらしい自然が溢れるコースでした。
ケラブ ゴルフ サラワク
「ケラブ ゴルフ サラワク」は、市内の中心部から車で約15分の位置にある、36ホールを持つクチン最大のゴルフコースです。ピラミッド型の白い大きなクラブハウスが印象的で、ハウス内はゆったりした造り。ショップの品揃えも豊富で、VIPルーム7室を含むロッカールームはキレイで快適です。
ゴルフコースは、一見平坦なように見えますが、自然の起伏があることとウォーターハザードやバンカーなどが随所に配置されているので、見た目以上に難しく、いろいろなクラブを駆使しながらプレーを楽しめそうです。
サマラハン カントリークラブ
クチンの中心部から車で約30分の位置にあるのが、2014年に「サラワクゴルフリゾート」から名称変更された「サマラハン カントリークラブ」です。クラブハウスはモダンなデザイン。ロッカーやシャワールームはシンプルな造りですが、十分なスペースが確保されています。
コースメンテナンスにはかなり力を入れているようで、芝の状態は上々。ただし、18ホールのほぼすべてにウォーターハザードが絡んでいるので、なかなか手強そうです……。
レストランは、クラブハウスの外側にあり開放感たっぷり！ ハーフターンの際に簡単に食べられる軽食や麺類などの温かいものもあるので、ちょっとホッとしました。
ダマイ ゴルフ＆カントリークラブ
最後に向かったが、「ダマイ ゴルフ＆カントリークラブ」。南シナ海の面したダマイビーチに隣接するコースで、アーノルド・パーマーがマレーシアで初めて設計したコースです。クラブハウスを出ると目の前にはサントゥボン山が迫り、海沿いコースとは思えないダイナミックな景観が楽しめます。名物ホールは17番パー３で、「マレーシアのペブルビーチ」と言われているそう。実際に行かれた方は、山と海の大絶景を堪能していただきたいです。
この３つのコースは、いずれも２名乗り乗用カートで、フェアウェイへの乗り入れもOK！（一部状況により不可の場合もあり）。東南アジアの風を感じながら、快適にプレーが楽しめそうです。
いつもと違う東南アジアの旅を満喫
３コースともに、スタッフはとてもフレンドリー。ゴルフコースは、熱帯雨林の大自然を身近に感じることができ、東南アジアに行き馴れた人でもいつもと違う旅が楽しめそうです。
次回は、クチンのお勧めスポットをご紹介します！
