昨年はツアー初優勝を飾るなど大きくステップアップした森田遥。また、全米女子オープンへ出場したことが、自身のゴルフを進化させる大きなきっかけになったという。そんな森田のセッティングは、ユーティリティを多めに入れて上が厚い、女子プロに多く見られる組み合わせだが、3本入れているウェッジにこだわりが詰まっている。
ゲームメイクの要となる3本
「全米女子オープンに出場したときに、ショートゲームの重要性を感じ、自分はショートゲームでゴルフを組み立てるタイプだと再認識しました。ショットが悪くてもアプローチでカバーできれば優勝できることも実感できました」(森田)
森田の3本のウェッジのロフトは47度、50度、57度とあまり見ないロフトピッチになっている。森田にとって、ウェッジそれぞれに役割があり、自分にとって思い通りの距離をコントロールできるのがこの3つのロフトだという。
「グリーンまわりはほぼ57度で対応しています。ロフトピッチが開いているのは、100ヤードを基準にクラブを選んだからです。私にとって50度がちょうど100ヤード」
グリーンまわりのアプローチは57度しかあまり使わないので、開いていても気にならないんです。47度はアプローチというよりもショットに近い感覚で打っています」(森田)
飛距離と方向性をバランスよく両立できるエース、TW737ドライバー
上から打ち込めるフェアウェイウッド
アイアンは中弾道でグリーンが狙えるTW727V
インサートながらソリッドな打感
どのクラブでも“狙える”セッティング
PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa
週刊GDより