昨季、賞金ランク30位に入り、初シード選手としてツアーで戦っている大堀。長身から放たれる大きなドライバーショットが魅力だが、クラブ選びのこだわりはどこにあるのか?
フェードヒッターに合わせた“大堀仕様”ゼクシオ
「僕の持ち球はフェードです。だから、見た目がフックなのはまずだめですね。今使っているゼクシオは、もともとかなりつかまるクラブで、見た目もフェースが少しかぶって見えるので、開いて見えるように調整してもらっています」(大堀)
弾道計測器が主流になってきた今の時代、数字からスウィングを作り、クラブを決めるプロは少なくない。しかし大堀は、数字よりも自分の感覚をもっとも大事にしているという。
「数値を信用していないわけではありません。ただ、そこに頼りたくないのです。頼りすぎてしまうと、優勝争いなどのプレッシャーがかかった場面で自分を信頼できなくなりそうなので……」
「自信のある球筋(大堀の場合はフェード)の感覚を練習で磨き、イメージと結果をマッチさせることが大事だと思っています。だからクラブも、自分の感覚を優先して選ぶようにしています」
その結果、選んだドライバーがゼクシオとなった。
アイアンは一転してマッスルバック。「操作性やラフからの抜けの良さは、小ぶりなブレードタイプが一番です」
操作性を重視したマッスルバック、スリクソンZ965
自分の感覚に磨きをかけ、今シーズンツアー初優勝を目指す。
210ヤードを狙い打つクラブ
「52-58」から「50-54-58」へ
学生時代から使う手放せない一本
ウッドにはやさしさを、アイアンには操作性を求めた
PHOTO/Tadashi Anezaki
2018年2月時点
週刊GD2018年2月6日号より