悩み 「コースでチーピンが出て、左の林に入ったりOBになります」

画像: 指導/吉田洋一郎プロ 週刊GD「Dr.クォンの反力打法」連載。レッドベターなど世界の名コーチを訪れ理論を吸収。探求・研究に余念がない。トータルゴルフフィットネスでレッスン展開中。

指導/吉田洋一郎プロ
週刊GD「Dr.クォンの反力打法」連載。レッドベターなど世界の名コーチを訪れ理論を吸収。探求・研究に余念がない。トータルゴルフフィットネスでレッスン展開中。

画像: 教わる人/堀江好一さん 56歳/ゴルフ歴30年 HC17

教わる人/堀江好一さん
56歳/ゴルフ歴30年 HC17

下半身の動きが弱く、手打ちになっている

堀江 コースに出ると、チーピンが連発するんです。

吉田 ダウンスウィングで、フェースを閉じる動きが強いですね。それ自体は、悪い動きではありません。おそらく、コースに出ると、丁寧に打とうとし過ぎて、下半身の動きが小さくなって、結果としてシャットフェースが過剰な動きになってしまっています。

堀江 下半身は、ひざの曲げ伸ばしを使って、「地面反力」を使った打ち方に挑戦しているのですが……。

画像: 下半身を「動かしているつもり」で、実はあまり動いていないため、結果的に手だけが返る打ち方になっている。ひざの曲げ伸ばし動作を使えていないので、下半身の高さがずっと変わらない

下半身を「動かしているつもり」で、実はあまり動いていないため、結果的に手だけが返る打ち方になっている。ひざの曲げ伸ばし動作を使えていないので、下半身の高さがずっと変わらない

吉田 それならば、はっきりと意識を持って、もっと極端に沈み込ませないと、スウィングには反映されません。

堀江 えっ!?

吉田 例えば、ダウンスウィングでは、このくらい沈まなくちゃダメですね(と、堀江さんの腰を上から押さえつける)。

堀江 こんなに沈み込むんですか⁉

画像: スウィングの動きを変えるには、その動作を極端にやってみることが大事。地面からの反力を使うなら、一旦、極端なほど沈み込む感覚が必要だ

スウィングの動きを変えるには、その動作を極端にやってみることが大事。地面からの反力を使うなら、一旦、極端なほど沈み込む感覚が必要だ

吉田 それくらいやって、ようやく、実際のスウィングの動きが少し変わってくれる程度です。スウィングを変えようと思ったら、どんな動きでも、極端にやってみるということが大切ですよ。

堀江 確かに、動画で見ると、自分で感じているほどは、変わってませんね。

吉田 それと、地面からの反力を使おうとする場合、沈み込んだときの、左足(ひざ下)の角度が大事になります。

堀江 左ひざですか?

吉田 この角度が斜めになっている(ひざが前に出ている)と、地面を蹴ったときに、体が前のめりになってしまいます。ひざ下を、概ね真っすぐにして沈み込んでおけば、伸び上がる際も、真っすぐ上に力が伝わるので、バランスを崩すことなく、回転速度を上げられます。

沈み込んで伸び上がると回転速度が上がる

画像: 踏み込んだ反動で左ひざが伸びるように動き出すと、回転が速くなる

踏み込んだ反動で左ひざが伸びるように動き出すと、回転が速くなる

ダウンスウィングで、左の尻を後ろに出すようにして、左かかと側に重心を移しつつ、ひざを曲げて深く沈み込む(写真左)。沈み込みが深いほど、伸び上がったときに、上半身の回転速度が上がる。

解決! 沈み込んで、体をクルッ! 手の力に頼らなくなりますよ

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