ドライバーのシャフトについて質問です。毎年、軽いものが出てきますが、シャフトは軽ければ軽いほどいいのでしょうか? 軽いと軌道がブレそうで不安です。(59歳 HC16)
結論から言うと、一般アマチュアの方には、シャフトは軽ければ軽いほどいいと思います。
軽いシャフトだと長くすることができ、ヘッドスピードを上げることが期待できます。そして、それが飛距離アップの必要条件であることは間違いないからです。
最近のクラブの進化は目覚ましく、とくにドライバーの機能の進化は目を見張るものがあります。
昔のパーシモンヘッド時代のドライバーは。ヘッド容積が200cc前後、シャフトの長さは43インチ、総重量は350g前後というのが標準的なスペックでした。
それが最近ではそれぞれ、460cc、46インチ、300g前後というのが標準的なスペックになっています。
ゴルフはひと昔前とはまったく違う道具を使い、まったく違う打ち方が必要なスポーツに変わってしまった、とも言えるのです。
軽いと軌道がブレそうだと感じられるのは、シャフトをあまり長くされていないからではないでしょうか。シャフトを長くすれば、遠心力を感じやすくなるので、軌道がブレるとか、ヘッドがどこにいるか感じにくいということもなくなるはずです。
ただシャフトを軽くしても、クラブ全体の重量が重いとクラブの慣性モーメントが大きくて振りにくいですし、手打ちや早打ちではヘッドスピードも上がりにくくなりますよ。
田村尚之ゴルフQ&A