BMWでは、2シリーズクーペをベースとしたハイエンドスポーツモデルM2クーペを、M2コンペティションという、さらなるハイパフォーマンスグレードにアップさせた(2018年8月)。

兄貴分「M4」のシステムを搭載、大幅なパワーアップ!

BMW M2クーペは全長4475mm、全幅1855mmと、Mモデルの中でもっともコンパクト。3L 直6DOHCターボエンジンで、サスペンションやシャシなどボディ強化も徹底したハイパフォーマンスモデルだ。7速DCTのほかに6速MTがあるのも特徴のひとつ。

このM2クーペの名称にコンペティションが追加され、「M2 コンペティション」となって登場した。

実はこのワード、M3やM4にも設定されていて、エンジンパワーを増強しサーキットで本領発揮できる専用装備をいくつも与えられたモデルだ。

画像: 左右のキドニーグリルが隣接する迫力あるデザインに変更。M2コンペティション

左右のキドニーグリルが隣接する迫力あるデザインに変更。M2コンペティション

M2コンペティションにも同様の改良が加えられた。

エンジンにはM4と同等の冷却システムを採用し、ラジエーターやオイルクーラーを追加。

3L 直6ターボエンジンは最高出力410ps/5250-7000rpm、最大トルク550Nm/2350-5200rpmにまで高められた。この数値を従来モデルの370ps/465Nmと比較すると、実に40ps/85Nmのパワーアップ。

画像: 排気量や気筒数に変更はないものの、エンジン型式は従来の「N55B30A型」から「S55B30A」に進化。

排気量や気筒数に変更はないものの、エンジン型式は従来の「N55B30A型」から「S55B30A」に進化。

カーボンファイバー強化樹脂(CFRP)によるストラットブレイズでボディ剛性を高め、大径のMスポーツブレーキを装備して制動力を強化。

さらにダンパーやスタビライザー、サスペンションは専用設定となり、DSC(ダイナミックスタビリティコントロール)もサーキット走行に相応しいチューニングに仕上げられた。

外観は、フロントバンパーやキドニーグリル、ドアミラーを一新させて空力性能を向上、大型化エアインテークで冷却性能の向上を図り、アグレッシブなエクステリアとなった。

画像: M2コンペティションでは、キドニーグリルやバンパーデザインが変更されている。

M2コンペティションでは、キドニーグリルやバンパーデザインが変更されている。

専用の19インチアルミホイールと大型ディスクブレーキ、グレーメタリック仕上げのキャリパーが存在感を際立たせる。

リアに付けられたハイグロスブラック仕上げの「M2 Competition」バッジが、特別なモデルであることを主張する。

BMW M2コンペティション7速DCTの主要スペック 

■ボディサイズ:全長4475×全幅1855×全高1410mm 
■ホイールベース:2695mm ■車両重量:1630kg(1610kg) 
■エンジン:S55B30A型・3L・直6DOHCターボ 
■最高出力:410ps/5250-7000rpm ■最大トルク:550Nm/2350-5200rpm 
■駆動方式:FR ■トランスミッション:DCT(6速MT) 
■タイヤサイズ:フロント245/35R19/リア265/35R19 
■価格:898万円(873万円) ※カッコ内は6速MT

This article is a sponsored article by
''.