「尖ったクラブ」は唯一無二の武器になる
まず地クラブとも呼ばれるインディーズ系とは何か、クラブデザイナー松尾好員氏と内海大祐プロに聞いてみました。
「インディーズ系の特徴を3つ挙げると、『反発性能をギリギリまで攻めている』『組み立て精度が高い』『クラブのつながりを考えている』でしょう。クラブへの想いを詰め込んで、製造時間を長くかけることができるため、より精密に作ることができます」(松尾)
「その精密ヘッドを使う人のスウィング、弾道などを把握したうえで組み立てるので、個人に合ったクラブに仕上がります。スペックはFW、UT、アイアンのつながりを重視するところも少なくありません。他の番手との違和感が生じないよう仕上げるのもインディーズ系の特徴でしょう」(松尾)
「いい意味で大手モノにはない偏った製品作りがインディーズ系の利点だと思います。インパクト音が高いモデルはボールを強く弾いて初速が出ている手ごたえにしたり、ヘッドは460CCよりも小ぶりの引き締まった顔を選ぶことができます」(内海)
また顔の特徴がはっきりしたクラブが多いのもインディーズ系の特徴です。ストレートフェース、バルジ強め、四角い顔など個性的なクラブと出合えます」(内海)
インディーズ系を使うゴルファーは、人と違うクラブが欲しいとか、オリジナリティを求める人に多い。だからこそ、見た目、打感、打音、性能など「何か」に特化して、それを極めたクラブが多い。ということは、その強みを味方につければ、強力な武器になるはずだ。
と言っても気になるのは、インディーズ系は飛ぶのか、飛ばないのか。今回、内海プロと持ち球フェードのHC15のアマチュアに打ってもらったところ、フィーリングが合致したモデルは軒並み飛距離がアップする結果となった。
VIVALα(日幸物産)
ディープフェースでも球が上がりやすい。インパクトロフトを大きくする後方ウェート
「ディープフェースが好きだけど、打球が上がりきらない人におすすめです」(内海プロ)
ワクチン黒ドライバー(ワクチンコンポ)
シャローバック、シャローフェースで高打ち出しが可能
「球が上がりやすく超高弾道。弾く音と手ごたえで気持ちのいいドライバー」(内海プロ)
PG516(P-tune)
「インパクトでボールを包み込んで押せる」。フェース面との接触時間が長く中上級者好み
「打球が右にふけず、つかまえて飛ばせました。打感が柔らかく、吸い付くフィーリング」(HC15)
グランディスタ
食いつきがよくシャフトでつかまえる感じ。スクェアフェースでも球がつかまる
「シンプルなストレート顔でターゲットへセットアップしやすい。ライナー系の強弾道」(内海プロ)
オンザスクリューDD(ムジーク)
厚みのあるディープフェースでパワフル弾道。球離れが早く無駄なスピンが入らない
「アスリート好みのディープで小顔のわりに球が浮いてキャリーが伸びる」(内海プロ)
CRZ-435(クレイジー)
フェースの上部に当てやすいディープヘッド。小顔のため叩きに行ける!
「フェード系の私がライナー系のドローが出て飛ばせた。小ぶりな顔で叩けました」(HC15)
S-016(TRPX)
四角い顔でスクェアに構えやすい。ストレート軌道に振りやすいドライバー!
「インパクト音が高く、初速の速さを感じる。高弾道、低スピンで飛ばせる」(内海プロ)
KM-400BLK低反発(カムイワークス)
球離れがかなり早く左に行きにくい。低反発モデルでも高い反発性能!
「甲高い打球音でボールが飛び出す速さがハンパない。打ち出しも高い」(内海プロ)
試打してわかった!内海プロが選んだお気に入り3モデル
ドライバーのスライスを改善したい方へ、安定して芯に当たるカスタムドライバーができました!詳しくは下記リンクをチェック↓