
おかやまえり/1996年生まれ大阪府出身。5月の「リゾートトラストレディス」で念願の初優勝。2018年の賞金ランキングは10位(賞金額6505万円)に入った。飛躍の年となった
構えたときの良さとドローの打ちやすさが決め手「ロッディオtypeM」
クラブ選びに関して独自のこだわりを持つ岡山。本人いわく「超・感覚派」。昨シーズンからクラブ契約をフリーにして戦った。
「持ち球がドローボールなので、構えたときにその弾道のイメージが湧くものを選んでいます。ロッディオは契約フリーになってからずっと使用していますが、最初に構えた瞬間に『自分に合っている』と感じました」
最近は女子ツアーだけでなく、世界でもクラブ契約フリーの選手が増えている。自分にマッチした、自分が気にいったクラブを好きなタイミングで使用できるというのが最大のメリット。岡山自身もそれが大きいと言う。
新しいドライバーをテストすることはあっても、一度良いと感じたものとは腰を据えて付き合う。ドライバーだけでなく、他のクラブもしかり。とくにショットで勝負する岡山にとってアイアンは生命線。自らの感覚を重視して「スリクソンZ565」を使い続けている。

契約フリーになって以来、ドライバーは一貫して「ロッディオ」

フェース面がラウンドしていて、球がつかまるイメージが湧く。シャフトは「スピーダー661エボルーションⅡ」

「持ち球のドローが打ちやすく、左右高低に狙い打ちしやすい」と岡山
170~210ヤードを打ち分ける3本

15度の3Wはオノフ、UTはピンGハイブリッド(19度、22度)
抜けの良さにこだわった「スリクソンZ565」アイアン
ドローが持ち球の岡山にとって、適度なつかまり具合いのセミグースネックは相性抜群で、攻めのショットを支える。ヘッドの抜けの良さと、傾斜地での構えやすさにこだわって、ソール後ろ側とヒール側を削り落としたV型ソールが特徴のアイアンでもある。

軟鉄鍛造のポケットキャビティ構造ヘッド

「シャープな顔つきが気に入って、ドローのイメージが出ます」
ウェッジはクリーブランド588・RTX2.0、48度、52度、58度

100ヤード以内は「トーナメントで勝つためにより高い精度が必要」と岡山。自分の距離感を活かす、こだわりのロフトピッチ
スコッティキャメロン ニューポート2。ヘッドの裏表に鉛でカスタム

ソール中央だけでなく、フランジ部分の中央にも鉛を貼る

ボールはスリクソンZスター
6つのブランドで14本をセッティング

PHOTO/Yasuo Masuda
週刊GD2018年10月2日号より