2001年の日本オープンと2014年の日本プロを制している手嶋多一。クラブ選びは「自分の中にある『基本』を崩さない」が鉄則だというが……。
50歳を前に心機一転!
22年ぶりの新5番ウッド「小さめヘッドで軽く振っても飛距離がでる」
「飛距離が出るタイプではないので、ウッドもアイアンも『幅の中』に飛んでくれる方向性がいいもの、持ち球のドローが打ちやすいクラブが基本です」と話す手嶋の14本の注目は、何といってもフェアウェウッドを新調したこと。
22年ぶりに新しい5Wがバッグに入った。「最近のFWは昔と比べ、ヘッドが大きく、球が上がらない感じがしていた。でも、この5Wはロフトが見えて安心感があり、使ってみると軽く打っても飛ぶし、球も上がる。久しぶりに替えようと思いました」
ドライバーは昨季から使用している『ミズノMPドライバー プロトタイプ11』
「460ccの『プロトタイプ2』ではなく、435ccを選んだのは小さめのヘッドで操作性を重視したから。シャフトは重く軟らかいもので、インパクトでできるだけ球が引っついてくれる感じがします」というドロー仕様だ。
アイアンは、やさしさを重視して「ミズノプロ319プロト」をテスト中
アイアンも今秋発売した「ミズノプロ 319」のプロトタイプをテスト中。「重心が下にあるので球が上がりやすい。形状はセミグースでドローが打ちやすい」と手嶋。
アイアン流れの「PW」に「ミズノプロS18」の54度と60度
打感をしっかり感じたいので軽めのスコッティキャメロン「ニューポート2」を12年使用
今月で50歳になる男子ツアー界のレジェンドは、ギアの見直しで“もう一花”咲かせるつもりだ。
クラブに“仕事をさせる”セッティング
PHOTO/Shinji Osawa
週刊GD2018年10月23日号より