【計測方法】「20ヤード前後がいちばんスピン性能の違いがわかる」という堀越プロに、弾道解析機"フライトスコープ"を用いて、20ヤード付近のラフと花道からSWで5球アプローチしてもらい、上下2球を除く3球の平均スピン量を計測した。
"操作性の高い"ウェッジ部門
「マックダディ フォージド」(キャロウェイ)
「いわゆるティアドロップ型で操作性が高いウェッジです。リーディングエッジがシャフト軸線より前にでた出っ歯なのでボールに直接コンタクトしやすく、上級者であれば自分が打ちたい弾道が必ず打てるクラブです」(堀越)
「RTX4 ツアーサテン」(クリーブランド)
「ティアドロップ型の元祖ともいうべきブランドだけに、やはり顔の良さが安定しています。バウンスの効きもよく、バウンスの当て方がイメージしやすいのが特徴です。細かいミーリングがスピン力アップに貢献しています」
「ツアーワールドTW-W」(本間ゴルフ)
「構えてみるとまさに"本間の顔"で、伝統が脈々と受け継がれていることが感じられます。バウンスを盛り上げるのではなく、エッジ側を削ることで造っており、とくにヒール側のバウンスは開いたときに使いやすいです」
「グライド フォージド」(ピンゴルフ)
「バウンス表記は8度ですが、実際には10度以上あるように感じるほどバウンスが効きます。プロが使用しているクラブなのでソール幅が薄く、フェースを開いて使う人と相性がいいでしょう。操作性もよく、どんなアプローチでもできそうです」
「ボーケイSM7(Sグラインド)」(タイトリスト)
「ボーケイにはソール形状がいろいろあるのですが、今回試打したSグラインドはソールの後ろ寄りにバウンスの頂点があり、ヘッドをシャローに入れるゴルファーが合いそう。ボールがしっかりフェースに乗っている感触があっていいですね」
「ミルドグラインド ハイ・トウ」(テーラーメイド)
「名前の通りトウが高く、ヘッドの先に重さがあるので、慣性モーメントが大きい。インパクトで当たり負けせず、ヘッドがブレにくいので、バウンスを使いやすく安定したショットが打てます。花道はもちろん、ラフからも抜けがいい」
週刊GD2018年10月30日号より
溝規制ルールギリギリの激スピンウェッジ発見!詳しくはコチラ↓