ドライバーに注目が集まりがちだが、この秋はウェッジも各メーカーの新作が目白押し。「ウェッジは顔とソールが重要」という堀越プロと各クラブの性能に迫った。最新12モデルの中から今回は、ソール幅が比較的狭く操作性に優れた中上級者向け6モデルを試打テスト!
画像: 【試打・解説】堀越良和プロ お馴染み試打のスペシャリスト。これまで試打したウェッジは数百本!

【試打・解説】堀越良和プロ
お馴染み試打のスペシャリスト。これまで試打したウェッジは数百本!

画像1: 【ウェッジ】ボーケイは第2位。新作ウェッジ・スピン量ランキング。中上級者向け6モデルを花道とラフから試打計測

【計測方法】「20ヤード前後がいちばんスピン性能の違いがわかる」という堀越プロに、弾道解析機"フライトスコープ"を用いて、20ヤード付近のラフと花道からSWで5球アプローチしてもらい、上下2球を除く3球の平均スピン量を計測した。

"操作性の高い"ウェッジ部門

「マックダディ フォージド」(キャロウェイ)

画像: 「開いて使うと性能を発揮しやすい」

「開いて使うと性能を発揮しやすい」

画像: 「マックダディ フォージド」(キャロウェイ)

「いわゆるティアドロップ型で操作性が高いウェッジです。リーディングエッジがシャフト軸線より前にでた出っ歯なのでボールに直接コンタクトしやすく、上級者であれば自分が打ちたい弾道が必ず打てるクラブです」(堀越)

画像: マックダディ フォージド(キャロウェイゴルフ) ヘッド:軟鉄鍛造 ロフト角:48度~60度(2度刻み)

マックダディ フォージド(キャロウェイゴルフ)
ヘッド:軟鉄鍛造
ロフト角:48度~60度(2度刻み)

「RTX4 ツアーサテン」(クリーブランド)

画像: 「バウンスが均一だからきれいに抜ける」

「バウンスが均一だからきれいに抜ける」

画像: 「RTX4 ツアーサテン」(クリーブランド)

「ティアドロップ型の元祖ともいうべきブランドだけに、やはり顔の良さが安定しています。バウンスの効きもよく、バウンスの当て方がイメージしやすいのが特徴です。細かいミーリングがスピン力アップに貢献しています」

画像: RTX4 ツアーサテン(クリーブランド) ヘッド:軟鉄鍛造 ロフト角:48度~60度(2度刻み)

RTX4 ツアーサテン(クリーブランド)
ヘッド:軟鉄鍛造
ロフト角:48度~60度(2度刻み)

「ツアーワールドTW-W」(本間ゴルフ)

画像: 「ネックが長く操作しやすい」

「ネックが長く操作しやすい」

画像: 「ツアーワールドTW-W」(本間ゴルフ)

「構えてみるとまさに"本間の顔"で、伝統が脈々と受け継がれていることが感じられます。バウンスを盛り上げるのではなく、エッジ側を削ることで造っており、とくにヒール側のバウンスは開いたときに使いやすいです」

画像: ツアーワールドTW-W(本間ゴルフ) ヘッド:軟鉄鍛造 ロフト角:48度・50度・52度・56度・58度・60度

ツアーワールドTW-W(本間ゴルフ)
ヘッド:軟鉄鍛造
ロフト角:48度・50度・52度・56度・58度・60度

「グライド フォージド」(ピンゴルフ)

画像: 「花道からの抜けがいちばんいい」

「花道からの抜けがいちばんいい」

画像: 「グライド フォージド」(ピンゴルフ)

「バウンス表記は8度ですが、実際には10度以上あるように感じるほどバウンスが効きます。プロが使用しているクラブなのでソール幅が薄く、フェースを開いて使う人と相性がいいでしょう。操作性もよく、どんなアプローチでもできそうです」

画像: グライド フォージド(ピンゴルフ) ヘッド:カーボンスチール精密鍛造 ロフト角:50度~60度(2度刻み)

グライド フォージド(ピンゴルフ)
ヘッド:カーボンスチール精密鍛造
ロフト角:50度~60度(2度刻み)

「ボーケイSM7(Sグラインド)」(タイトリスト)

画像: 「Sグラインドは払い打つ人に」

「Sグラインドは払い打つ人に」

画像1: 「ボーケイSM7(Sグラインド)」(タイトリスト)

「ボーケイにはソール形状がいろいろあるのですが、今回試打したSグラインドはソールの後ろ寄りにバウンスの頂点があり、ヘッドをシャローに入れるゴルファーが合いそう。ボールがしっかりフェースに乗っている感触があっていいですね」

画像: ボーケイSM7(タイトリスト) ヘッド:軟鉄鍛造 ロフト角:46度~62度(2度刻み)

ボーケイSM7(タイトリスト)
ヘッド:軟鉄鍛造
ロフト角:46度~62度(2度刻み)

「ミルドグラインド ハイ・トウ」(テーラーメイド)

画像: 「58度は全面フェースで開いても構えやすい」

「58度は全面フェースで開いても構えやすい」

画像2: 「ボーケイSM7(Sグラインド)」(タイトリスト)

「名前の通りトウが高く、ヘッドの先に重さがあるので、慣性モーメントが大きい。インパクトで当たり負けせず、ヘッドがブレにくいので、バウンスを使いやすく安定したショットが打てます。花道はもちろん、ラフからも抜けがいい」

画像: ミルドグラインド ハイ・トゥ(テーラーメイド) ヘッド:軟鉄鍛造 ロフト角:50度~60度(2度刻み)

ミルドグラインド ハイ・トゥ(テーラーメイド)
ヘッド:軟鉄鍛造
ロフト角:50度~60度(2度刻み)

画像3: 「ボーケイSM7(Sグラインド)」(タイトリスト)

週刊GD2018年10月30日号より

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