10月24日に発表/発売が開始されたLEXUS(レクサス)ESは、日本では初めて登場するFFセダンとなるが、北米など海外では、登場から7代・29年を数える、「レクサスのベストセラーセダン」だ。注目は量産車として世界で初めて採用された「デジタルアウターミラー」。これはドアミラー(鏡)の代わりにカメラを用いる、新しい技術だ。
初上陸のレクサスES。実は海外では「歴史ある名車」の7代目
日本では初登場となるレクサスESだが、1989年に北米でレクサスブランドが立ち上がった当初からラインアップされている「歴史ある車種」で、海外市場では、レクサスのベストセラーモデルとして知られている。今回登場のモデルで7代目。
駆動方式はFF(2WD)レクサスの最新プラットフォーム「GA-K」を用いることで、高剛性/低重心の、高い操縦安定性を確保しているのが特徴だ
日本仕様は2.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド車「ES300h」のみの設定。標準仕様のほか、スポーツモデルの「F SPORT」、多彩な装備の「version L」の3グレードでの展開となる。
このバージョンLには、21万6000円のメーカーオプションとして、量産車としては世界初採用となる「デジタルアウターミラー」を採用。これは通常のサイドミラー(鏡)の代わりに、コンパクトカメラを搭載し、室内のモニターに表示するシステム。これにより、風切り音など静粛性を高めるとともに、ドライバー席から見た斜め前方の視界がはるかに向上。カメラの映像は室内左右に設置された5インチディスプレイに表示される。
エクステリアは最新LEXUSらしい力強さと機能美
ES300h “F SPORT”
広さと適度な包まれ感のスポーティ&ラグジュアリー空間
ES300h “F SPORT”
量販車で世界初採用。注目の「デジタルアウターミラー」
レクサスES300h バージョンL 主要諸元
●全長×全幅×全高:4975×1865×1445mm ●ホイールベース:2870mm ●重量:1730kg ●エンジン:直4DOHC ●排気量:2487cc ●エンジン・モーター最高出力:178ps・120ps ●エンジン・モーター最大トルク:221Nm・202Nm ●トランスミッション:電気式無段変速 ●駆動方式:横置きFF ●価格:698万円