【通勤GD】通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。
【解説・指導】星野英正プロ
ショットメーカーで小技上手の理論派プロ。ツアー3勝の41歳。宮城県出身
減速も、加速もいけません。フィニッシュまで「等速」で振りましょう
上手い人のアプローチを見たとき、フェースにボールが乗っかっているように見えたことありませんか? それはボールの打ち出し初速と、ヘッドスピードが同調しているため、いかにも乗っているように見えるのですが、このような打ち方ができると「球持ちのいい」インパクトとなり、距離感が生まれてきます。
![画像: フェースに乗るから距離感が合う](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/31/88c7cbc7f0313de20349051fdc9fcf7d607d4760_xlarge.jpg)
フェースに乗るから距離感が合う
インパクトで減速したり、当てにいって急加速してしまうと、ボールは当たった瞬間に、ポーンと飛び出してしまい距離感が狂ってきます。距離が短くなればなるほど、減速、急加速は距離感に悪影響を与えます。
プロが「アプローチも体で打つ」という理由は、ここにあります。30・40・50ヤードでも、体の回転をできるだけ大きく使うことで、クラブが等速に振れるので、球持ちのいいインパクトとなり距離感が生まれるわけです。
【通勤GD・今日のポイント】
チェック①最後までヘッドを等速で振り抜いていますか??
フィニッシュまでヘッドスピードを緩めずに振り抜くことが、フェースにボールを乗せるための重要ポイント。手で打つとインパクトで当たり負けして減速してしまいますが、体の回転で打てば減速しません。
![画像: 体を回さず手で当てにいくとボールに向かって急加速し、当たった瞬間に急減速してしまいます](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/31/12a310e75f632255fe0ca3f7ad0208115e213bd6_xlarge.jpg)
体を回さず手で当てにいくとボールに向かって急加速し、当たった瞬間に急減速してしまいます
チェック②ヘッドが手元を追い越していないか?
フォローまでハンドファーストの形をキープして振れば、ボールをフェースの上に乗せることができます。ヘッドが手元を追い越してしまうと、ボールは弾かれてしまいスウィング通りのスピードで飛んでいってくれません。
![画像: フォローまでハンドファーストの形をキープすることが大切](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/31/aa4deda4c79e0edbfde8afd910c60b190bcc2c9a_xlarge.jpg)
フォローまでハンドファーストの形をキープすることが大切
チェック③クラブの軌道は「タテ振り」です。大丈夫?
「体を使って打つ」というと、ヨコ振りになってしまう人がいます。ヨコ振りになるとフェースの向きが変わりやすく、スクェアポジションが短くなります。タテ振りならフェース面が変わらないまま打てます。
![画像: 肩は上下に動かすように](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/31/4c69d7c0ae139f3f61aa1c2c07629026acbf5629_xlarge.jpg)
肩は上下に動かすように
チェック④フェースはターンさせずに振り抜いていますか?
強い球より、やわらかい球。フェースターンをしてしまうと、球離れが速くなるため、フェース面はずっとターゲットに向けるように意識してください。ヘッドを振る方向も左ではなく、目標に向かって出していくようにしましょう。
![画像: フェースターンせず、ヘッドは目標に向かって出していきましょう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/10/31/63cb98f7bbf77a2fe51eef088ac86aa211f4853c_xlarge.jpg)
フェースターンせず、ヘッドは目標に向かって出していきましょう