【通勤GD】通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。栄えある第1回目は、星谷孝幸氏のパッティングレッスンです。
【解説/パット研究家・星谷孝幸】
株式会社サーパスゴルフ代表取締役。パット科学研究者として2012~17年まで月刊ゴルフダイジェストで「振り子の教室」を連載。2015年から「ゴルフ脳身体運動条件とコンディションニングマシンシステム」を開発。ツアープロやティーチングプロを指導・教授する。 サーパスゴルフの公式ホームページはこちら
Q.インパクトで「パンチ」が入ってしまうのはなぜ?
ほしや先生 パンチが入りやすい人は、インパクトでギュッと握ってしまうことが多い。そういう人は右手の親指と人差し指を強く握っておきましょう。グリップエンドから遠い指にあらかじめ力を入れておけば、ヘッドが走りすぎることがないので、打ちすぎることはありません。
![画像: 2本の指に力を入れれば、ヘッドが走りすぎません](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/19/e981f60bf062dee22a944377df4ea8a8f8cc7d28_xlarge.jpg)
2本の指に力を入れれば、ヘッドが走りすぎません
Q.グリップは強く握る? それとも弱く?
ほしや先生 パットは振り子運動が基本です。そのためにはパターの重さをストローク中感じておくことが大切です。そのために、アドレスではわずかにソールを浮かせて構えます。その時の握りの強さが、パットの適正な力加減といえるでしょう。
![画像: ソールを浮かせて構えた時の力加減がいい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/19/2cd479270b3aa82ae0d2266b572b137d42c54881_xlarge.jpg)
ソールを浮かせて構えた時の力加減がいい
Q.高速グリーンで距離感を合わせるには?
ほしや先生 高速グリーンではボールがキャリーすると着地後に滑り、転がりすぎます。マイナスロフトになるぐらいフェースを立てて、こすり上げるように打ちます。インパクトすぐにボールが地面をグリップし、転がりすぎを抑えてくれます。
![画像: インパクト時はマイナスロフトでOK](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/19/0a9c3082908a5cdb8af07aa6a5d5482f5a26a6dd_xlarge.jpg)
インパクト時はマイナスロフトでOK
Q.まっすぐ動かそうとしても、ヘッドがブレてしまう
ほしや先生 まっすぐヘッドを動かそうとしても軌道が安定しない人は、ヘッドの重心をまっすぐ動かすことに集中しましょう。ヘッドの重心がまっすぐ動けば、ボールもその方向に出ていくのが原則です。手の動きなどは考えすぎないでください。
![画像: 大事なのは重心の動き!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/19/cc67f0a551cecb614a8f255cd659624d27050b42.jpg)
大事なのは重心の動き!
Q.34インチがいいのか、それとも33インチか?
ほしや先生 パッティングをする際に、両腕が三角形になる人は、パターが長いとライ角が合いづらいので短めを。五角形になる人は、腕の曲がりが長さを吸収するので長めを。腕の使い方で選ぶといいでしょう。
![画像: 三角形の人は身長160cmで32インチ、170cmで33インチ、180cmで34インチが目安。五角形の人は三角形の人より1インチ長めが目安です](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/19/1e354f65654db61f656dd8934a79d8e886248d43_xlarge.jpg)
三角形の人は身長160cmで32インチ、170cmで33インチ、180cmで34インチが目安。五角形の人は三角形の人より1インチ長めが目安です
Q.自分にどんなパターが合うかわかりません
ほしや先生 ピン型はある意味「万能」です。トウとヒールに重量を配しているので、当たり負けしにくく、それでいてストローク中にフェース面を修正できる操作性もあります。さらにグースネックなので、プッシュアウトのミスも少ない。ゴルフクラブ最大の発明だと思っています。
![画像: 迷ったらピン型パターがおすすめ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/19/d14abd7ab88deb3b6ba35df60a451a8a9d726de8_xlarge.jpg)
迷ったらピン型パターがおすすめ
Q.打ち出し方向が一定しません
ほしや先生 例えばボールから5センチ先の目印(スパット)の上を通すのと、2メートル先の目印とでは圧倒的に5センチの方がやさしいはずです。カップを細分化したら、そこに向かうためにボールに近いところに目印を設定してください。スパットを設けるだけでパットの精度は格段にあがります。
![画像: ボールの先5センチにスパットを設定](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/22/4a8e10135fdbb7504c5cda6deab1b48e020cfea7_xlarge.jpg)
ボールの先5センチにスパットを設定
Q.2メートルでもオーバー、ショートを繰り返してしまう
ほしや先生 パットの名手・藤田寛之プロのようにカップと正対した素振りがおすすめです。目の左右差がなくなるので、アドレス状態でする素振りより、はるかに距離感がつかみやすくなります。
![画像: カップと正対して素振りをすれば距離感がつかみやすい](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/11/19/d90a2d024eb52312bb494b04c089d507ea5feeff_xlarge.jpg)
カップと正対して素振りをすれば距離感がつかみやすい