
アン・ソンジュ/1987年生まれ韓国出身。今季は5勝を挙げ4度目の賞金女王に輝く。通算28勝で永久シード権の30勝へあと2勝に迫った
「14本の中でアイアンだけを契約しています。使っているのは『ミズノプロ518』アイアン。それ以外は契約をせずに、ゼロから選んで今シーズンを戦いました。すべてのクラブが大切ですが、ドライバーとウェッジがゲームを組み立てる上で重要なクラブです。契約しないことのメリットは、色々なクラブを試せること。私にとってはそれが楽しみのひとつになっています。そして選んだのが『ピンG400』です」
オートマチックに飛ぶから勝負どころに強い「ピンG400」

「オートマチックに球が飛んでくれるためプレッシャーのかかる場面でも躊躇なく振り切れる」と話す。

ロフトは8.5度。46.75インチの長尺仕様だ

シャフトは「ツアーAD TP5(S)
長いシーズン、調子を保ち続けることは難しい。本来はそのときの自身の状態に合わせて、クラブも選ぶべきなのかもしれない。自由にクラブを使えることのメリットを生かした結果の賞金女王だ。
「フェアウェイウッドやユーティリティに関しても自分の調子やコースに合わせて組み合わせをチェンジするようにしています」。ユーティリティはプロギアの「RS」。年々厳しくなる女子ツアーのコースセッティングに対応するための3本だという。自分の感性を重視したことが強さの要因になったのかもしれない。
UTは「プロギアRS」。19度、22度、25度の3本

コースによって「3本だったり、2本だったり」と入れ替える。つかまりすぎず、アイアン感覚で打てるのが選んだ理由
キャロウェイ「ローグ」の3Wと5W。「飛ぶうえに距離のコントロールがしやすいんです」

「ローグ」のFWは操作性に優れ、弾道の高さのコントロールがしやすい。振った分だけ距離がきっちり出せるクラブ
イメージした弾道が打ちやすく、スピン量も安定「ミズノプロ518」

「ミズノプロ518アイアン」はイメージどおりの弾道が打ちやすく、かつスピン量のばらつきも少ない。縦の距離感が合いやすいという。すっきり見える顔もお気に入りで、唯一の契約ギア
49度、52度は「ミズノプロS18」、SWは「モダート」

ウェッジはフィーリングのよさを重視。距離の打ち分けがしやすく、スピンコントロールがしやすいのも魅力

ロフトは58度
ショートパットに自信が持てるセンターシャフト「オーワークス」

外してはいけない距離を確実に沈めてくる。アドレスでスクェアに構えやすく、打感も申し分ない
「練習日は15本、コースコンディションで判断します」

PHOTO/Masaaki Nishimoto
週刊GD12月11日号より