4年ぶりの賞金女王に輝いたアン・ソンジュ。返り咲きの要因は技術に加えて、クラブセッティングの充実があったと言う。大満足という「ミズノプロ」のアイアン以外は、契約フリーで選び抜いた14本について語ってもらった。
「14本の中でアイアンだけを契約しています。使っているのは『ミズノプロ518』アイアン。それ以外は契約をせずに、ゼロから選んで今シーズンを戦いました。すべてのクラブが大切ですが、ドライバーとウェッジがゲームを組み立てる上で重要なクラブです。契約しないことのメリットは、色々なクラブを試せること。私にとってはそれが楽しみのひとつになっています。そして選んだのが『ピンG400』です」
オートマチックに飛ぶから勝負どころに強い「ピンG400」
長いシーズン、調子を保ち続けることは難しい。本来はそのときの自身の状態に合わせて、クラブも選ぶべきなのかもしれない。自由にクラブを使えることのメリットを生かした結果の賞金女王だ。
「フェアウェイウッドやユーティリティに関しても自分の調子やコースに合わせて組み合わせをチェンジするようにしています」。ユーティリティはプロギアの「RS」。年々厳しくなる女子ツアーのコースセッティングに対応するための3本だという。自分の感性を重視したことが強さの要因になったのかもしれない。
UTは「プロギアRS」。19度、22度、25度の3本
キャロウェイ「ローグ」の3Wと5W。「飛ぶうえに距離のコントロールがしやすいんです」
イメージした弾道が打ちやすく、スピン量も安定「ミズノプロ518」
49度、52度は「ミズノプロS18」、SWは「モダート」
ショートパットに自信が持てるセンターシャフト「オーワークス」
「練習日は15本、コースコンディションで判断します」
PHOTO/Masaaki Nishimoto
週刊GD12月11日号より