宮本プロに下半身から切り返す時の注意点を聞いてみた。「急いで腰を回すと、伸び上がりや腰引けにつながります。ゆっくり、じわっと足から切り返すほうがいい。左足をギュッと踏んで、そのまま左にひねるイメージです。これなら、確実に下半身から動き出せるので、足先から徐々に動きが上に伝わって、ねん転差を最大にできます。腰が『S字』に反っていると体が回りにくくなるので、アドレスではお尻をちょっとだけ突き出して、腰はまっすぐにしておくことが大事。体重は土踏まずの前寄りから、親指の付け根付近にかかるようにしてください」(宮本)

【通勤GD】通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【解説・指導】宮本勝昌プロ
ツアーイチの「分離」研究家。ツアー通算11勝を上げ。そのうち5勝が公式戦という勝負強さに定評がある。

いきなり腰を切る「下半身リード」では意味がない

【GOOD】重心を下げて左足を回す

画像1: いきなり腰を切る「下半身リード」では意味がない

切り返しは左足でギュッと地面をつかむように真下に踏み込み、過度な体重移動はしない。その後、重心を下げて、左足裏を左に回すように動かしていく。左足の下から上に徐々に力が伝わっていき、腰が自然と大きくまわるようになる。

【NG】腰が後ろに引けちゃダメ

画像2: いきなり腰を切る「下半身リード」では意味がない

腰に意識があると、重心が上がってしまい上体が伸び上がったり、腰が引けたりする。

【通勤GD・今日のポイント】

チェックポイント①左足の付け根に張りはあるか?

画像3: いきなり腰を切る「下半身リード」では意味がない

左足を踏み込んだときに、左足の付け根にも力が加わり、その後、左腰が回転する。この部分に張りがないと、左足を踏み込めていない証拠。

チェックポイント②左腕の力は抜けているか?

画像4: いきなり腰を切る「下半身リード」では意味がない

上半身が脱力していると、下半身と分離して動かしやすくなる。切り返しでは、腕に力が入ると重心が上がる。

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