【解説・指導】宮瀬博文プロ
1971年生まれ、千葉県出身。07年中日クラウンズなどツアー7勝。アイ・エイ・エス・エス所属
右手を縮めず、体の遠くから下ろす
芝が枯れていて薄い場合、インパクトが点となるダウンブローは球が散らばりやすくなります。その点、ゆるやかダウンブローは「ゾーン」でボールをとらえるため、大きなミスになりにくいのです。
U字のゆるやかなヘッド軌道を描くためには、体の軸に対して左右対称のスウィングを心掛けること。
とくに、ダウンスウィングで意図的にタメをつくらないこと。右ひじをあまり曲げないで、右手を体の遠くから下ろしてくるイメージが大切です。
![画像: ダウンスウィングでは右ひじをあまり曲げずに、右腕の長さをキープするイメージで振り下ろす。「鋭角に打ち込もうとするとダウンスウィングで右腕が縮んでしまうからです」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/25/d202671111cbc84bd92354dd0ca586204f164298_xlarge.jpg)
ダウンスウィングでは右ひじをあまり曲げずに、右腕の長さをキープするイメージで振り下ろす。「鋭角に打ち込もうとするとダウンスウィングで右腕が縮んでしまうからです」
左太ももの前で、横からインパクト
ボールを真横から押していく感覚で、インパクトで両手を左ももの前に戻す。結果的に少しハンドファーストになれば、ソールの滑りを利用してゾーンでボールをとらえることができます。
![画像: 「インパクトで両手を左ももの前に戻す意識です。結果的に少しハンドファーストになれば、ソールの滑りを利用できナイスショットが打てます」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/25/34a27860910da16ab3317e6fa2e43f80416ada38_xlarge.jpg)
「インパクトで両手を左ももの前に戻す意識です。結果的に少しハンドファーストになれば、ソールの滑りを利用できナイスショットが打てます」
「ゆるやかダウンブローは冬のアプローチにも応用できます!」
ベアグラウンドなどボールのライが悪い場所からのアプローチ、上から鋭角に打たなくてはいけないと思い込んでいる人は多いのでは。通常よりもボールを右に置くだけで、あとはボールを横からさらっていくようなゆるやかダウンブローで打てばミスになりません。
![画像: 芝がなく土がむき出しになったベアグラウンドや、砂地などライが悪い場所のアプローチはバウンスを滑らせて打てるゆるやかブローが力を発揮](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/25/b26d722ac37f3af57c0cef9efa2b3fe9409f1c2b_xlarge.jpg)
芝がなく土がむき出しになったベアグラウンドや、砂地などライが悪い場所のアプローチはバウンスを滑らせて打てるゆるやかブローが力を発揮
ゆるやかな軌道でボールをとらえれば大ダフリにならずに済む
![画像1: 「ゆるやかダウンブローは冬のアプローチにも応用できます!」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/12/25/e0a16a31b648da20f6825c01d181eeeea7035e5b_xlarge.jpg)
【新春レッスン・今日のポイント】
ゆるやかダウンブローは上からではなく横から打つ。右腕を縮めないで振り下ろすと上手くいきます。
![画像2: 「ゆるやかダウンブローは冬のアプローチにも応用できます!」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/01/06/d922dbd972eebfb7f5146d1302760e27a62c3fe0_xlarge.jpg)
※新春レッスン/宮瀬博文の枯れ芝アイアンの第3回は、明日(1/7)配信予定です。