「低スピン・高打ち出し」は飛ばしの要素だが、ドライバー市場は今、SLEルール上限を狙った「ボール初速」を競う、いわばフェース戦争が勃発している。キャロウェイが発表した新作ドライバー「エピック フラッシュ」の最大特徴は「AI(人工知能)」が設計した高初速&広反発フェース。石川遼を虜にした、このドライバーの飛ばしの魅力に迫った。
画像: 【エピック フラッシュ】石川遼も即投入。34年後からやってきた未来のドライバー。人工知能「AI」が導き出した飛ばしの答え!

これぞキャロウェイの真骨頂。"AI"の導入で34年かかる設計を現代に!

キャロウェイの「ジェイルブレイク・テクノロジー」をご存じだろうか。これはクラウンの内部に2本の柱を設けることで、クラウンとソールのたわみすぎを防ぎ、エネルギーロスを防ぐ革新的な技術だ。

画像: クラウン内部に2本の柱を設けた「ジェイルブレイク・テクノロジー」

クラウン内部に2本の柱を設けた「ジェイルブレイク・テクノロジー」

この「ジェイルブレイク・テクノロジー」と組み合わせて、「もっと初速が高く」「耐久性が高く」「SLEルール適合」という指令をもとに、"AI"とスーパーコンピューターが解析。約1万5000回の設計・修正を繰り返し誕生したのが、「フラッシュ フェース」だ。

画像1: これぞキャロウェイの真骨頂。"AI"の導入で34年かかる設計を現代に!

長年、キャロウェイの開発責任者を務めてきたアラン・ホックネル氏は、そのフェースを初めて見たときに驚いたという。

「最も衝撃だったのはフェースセンターが薄いことです。今までの常識ではルール適合や耐久性の問題かセンターを厚くしていました。しかし、"AI"の答えは違ったのです。フェース全体に厚みと重さを持たせることで耐久性、ルール適合の問題をクリアした上でボール初速を上げたのです」(ホックネル氏)

カーボンクラウンもさらに進化

画像2: これぞキャロウェイの真骨頂。"AI"の導入で34年かかる設計を現代に!

より多くの余剰重量を生み出すために、編み込みがさらに細かくなった「トライアクシャル・カーボンクラウン」を採用。より適切な重量配分を可能にすることで慣性モーメントの最大化を果たしている。

試打した石川遼は即実戦投入を決断「エピック フラッシュ サブゼロ」

想像よりはるか高くボールが飛び出る

画像: 石川遼は「エピック フラッシュ サブゼロ」を選んだ

石川遼は「エピック フラッシュ サブゼロ」を選んだ

石川 低スピンの球なのに、いままで自分が打ったことのないような高さのボールが打てる。初速に加え、クラブスピードも上がっています。

画像: 「フラッシュ フェース」を手にする石川遼。フェースが厚いのに反発が高いと驚く

「フラッシュ フェース」を手にする石川遼。フェースが厚いのに反発が高いと驚く

石川 フェースは厚いほうが打感がよくて好きだけど、普通はそれだと反発が物足りない。「エピック フラッシュ」は打感がよくて反発がいい。

画像: 「叩いていける強い顔をしている」と石川遼も絶賛

「叩いていける強い顔をしている」と石川遼も絶賛

石川 トップラインの部分とフェース面の見え方もパーフェクト。このヘッドでいきたいと思わせたうえに、打つとデータも良かったです。

画像: 試打した石川遼は即実戦投入を決断「エピック フラッシュ サブゼロ」

「エピック フラッシュ サブゼロ」
ヘッド体積:460cc
長さ:45.25インチ
ロフト角:9度、10.5度
シャフト:Tour AD SZ(S・SR)、Tour AD VR-6(S)、Speeder EVOLUTION V 661(S)

2018年12月に開催された「日立スリーツアーズ」から使用開始。

画像: 今シーズンの初戦「SMBCシンガポールオープン」でも使用した

今シーズンの初戦「SMBCシンガポールオープン」でも使用した

「エピック フラッシュ」と「エピック フラッシュ スター」の2モデル

画像: (左)エピック フラッシュ (右)エピック フラッシュ スター どちらもヘッドサイズは460cc

(左)エピック フラッシュ (右)エピック フラッシュ スター どちらもヘッドサイズは460cc

エピック フラッシュ スター
驚きの初速性能といままでにない飛距離を体感できるノーマルホーゼル採用の軽量モデル。

画像: エピック フラッシュ スターは、シャローバックでやさしい見た目

エピック フラッシュ スターは、シャローバックでやさしい見た目

エピック フラッシュ
「エピック フラッシュ スター」にネックの調整機能「アジャスタブルホーゼル」を搭載した数量限定モデル。

画像: エピック フラッシュはネックに調整機能が付く

エピック フラッシュはネックに調整機能が付く

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