2018年9月に世界ナンバーワンに輝き、昨シーズンのフェデックスカップも制したジャスティン・ローズ。2019年1月に本間ゴルフと契約して、「ファーマーズインシュランスOP」で早速1勝目を挙げてみせた。ニュークラブの使い心地とセッティングについて語った。
アイアンの形に、英国人らしいこだわりあり
新しく手にしたのは、なんと日本の老舗メーカー、ホンマだ。イングランドでゴルフを覚えたローズにとって、アイアン選びには強いこだわりがある。「トップブレードが薄く、直線的な輪郭のアイアンが好み」と言う。リンクス育ちの英国人ゴルファーらしく、シャープなスコッチブレードタイプのアイアン、「T W ローズプロト」をバッグに入れる。
「1月のデザートクラシックから使い始めました。構えたときの顔がとくに重要です。まず、ブレードが薄く、直線的であってほしい。このほうが強い球をイメージできます。スコラインの長さもミリ単位で調整してもらいました。このホンマのニューアイアンは、まるで日本のサムライが持っている日本刀のような切れ味です」
セミキャビティの「TW747V」との(番手の)コンビネーションセッティングも考えたらしいが、現在は、全番手「ローズプロト」だ。
TW747 460ドライバーで初速がアップした
「ドライバーはボールスピードが3~4マイル(5~7キロ)上がっている。打ってみると、重心位置が浅い感じがします。これが低スピンを生み、ボールスピードを上げることに貢献しているように思います。これまでと同じ感覚で振って、飛距離が伸びるのだから、とてもエキサイティングです」
コースによっては5Wを抜いてアイアン型UTを使う
ウェッジは「ボーケイ ツアー プロト」
ツノ型マレット。ネックからベンドシャフトのつながりが独特
11本が新たなホンマ
PHOTO/Jun Hiraoka
週刊GD2019年2月12日号より