「シャープなプロモデル顔で、打つと飛ぶ」という新しさ
初代から開発を担当するスコット・マンワーリング氏は、米国での人気の理由を"すべてが備わっている"と語る。
「軟鉄素材で打感が良く、フェースカップ構造で飛距離も出る。さらにシャープな形状で顔も良い。ゴルファーが求めるすべての要素が詰まっています。しかも、新作ではウレタン・マイクロスフィアを使うことで反発性と打感がさらに向上した」と胸を張る。
ラインナップは2種類
新モデルのラインナップは「APEXアイアン」と「APEXプロアイアン」の2モデル。「APEXプロアイアン」は、その名の通りプロや上級者が求めるよりシャープな形状となっている。
「APEXアイアン」つかまりが良く、直進性が高い
軟鉄鍛造の打感でありながら、飛び系アイアン級の飛距離を叶えてくれるという。決してポッテリした大型ヘッドではないが、トップが分厚くシャープな形状の中に安心感がある。
【カップフェースの構造】
中空にすることで重量配分も最適化
重心を低くするタングステン、打感と飛距離を高めるウレタン・マイクロスフィアなど複数の素材を使うマルチマテリアル構造。通常フェースを薄くすると反発力は高まる一方で、打感が損なわれてしまうが、ウレタン・マイクロスフィアの採用で打感が向上。ルール制限すれすれを追及することが可能になった。フェース下部はさらに薄く、下目でヒットした時も打ち出しは高くなった。
「APEX Proアイアン」振り抜きがよく操作しやすい
「APEX PRO アイアン」にも「飛ばしの360フェースカップ」を採用。一方で、S25C軟鉄鍛造ボディにウレタン・マイクロスフィアを組み合わせることで、プロ、上級者が求める打感も実現。高いコントロール性能を満たすために、タングステン・インナーウェイトも入る。プロや上級者好みのよりシャープな形状でありながら、クラシックな構えやすさと飛距離性能を共存させた。
石川遼's インプレッション
「APEXアイアン」は、6番でキャリー200ヤード。自分の6番より10Y飛びます
石川 「APEX」はよりやさしさを追求した形をしています。打感がよくて飛ぶ。「APEX」の6番は、僕の5番アイアンくらい飛んでます。初速は速いし、球が上がりますね。1番手飛んでいるのに、音も打感も本格派の鍛造アイアンなのがすごい。
石川 「APEXプロ」は、見た目がシャープで本格派。打感はしっかりしていて音も高い。これはツアープロも使いたくなりますね。スピンもしっかり入って硬いグリーンでも止められます。
月刊GD2019年3月号より