コンスタントに80台で回れるようになれば、次はいよいよ憧れの70台が見えてくる。ゴルフ歴14年でハンディ6になった井口陽平さんは、得意な距離を作ることで、80 台の高い壁を打ち破ることに成功したという。その秘訣を教えてもらった。

「100ヤードを残して乗せる」必勝パターンを作った

画像: 【100ヤードショット名人】井口陽平さん(37歳/ゴルフ歴14年/HC6) 100ヤードだけは誰にも負けない正確性を身につけて、80の壁を越えた。52度のライン出しで、やや低めのキャリー95ヤード。これで100ヤードを打つ

【100ヤードショット名人】井口陽平さん(37歳/ゴルフ歴14年/HC6)
100ヤードだけは誰にも負けない正確性を身につけて、80の壁を越えた。52度のライン出しで、やや低めのキャリー95ヤード。これで100ヤードを打つ

「100ヤードの距離を徹底的に磨きました。100ヤードはウェッジで打てる距離ですが、ドライバーやアイアンと同じようにフルショットしちゃうと、距離もコントロールできないし、方向性も安定しません。52度のAWでトップとフィニッシュをコンパクトに抑え、やや低めの弾道でライン出し。これでピッタリ100ヤードです」(井口)

100ヤードからワンピン前後に寄せられれば、パー5の3打目を100ヤード残しでバーディチャンスを作れる。パー4でティショットを少しミスしても、100ヤード地点にレイアップすればいい。

「必勝パターンができれば、スコアメークが楽になる。それで80が切れました」

100ヤードを確実に乗せる3つのポイント

【ポイント①】左耳の横が100ヤードのフィニッシュ地点
ロフトの大きいウェッジでフルショットすると、スピン量が安定しないので、前後の距離もバラバラになる。

「クラブを少し短く握って手元が耳の高さでフィニッシュ。コンパクトに振ることで弾道が低くなり、スピン量も安定するので、距離と方向が揃います」(井口)

画像1: 100ヤードを確実に乗せる3つのポイント
画像: (左)フルショットだと飛びすぎてスピン量も多い (右)胸までフィニッシュだとショートする

(左)フルショットだと飛びすぎてスピン量も多い
(右)胸までフィニッシュだとショートする

【ポイント②】右手のひらがフェース面
井口さん流AWのライン出しは、右手のひらがポイントだ。

「右手のひらにフェース面を感じて、スウィング中は右手首の角度をキープして振ることを意識しています。フェースをターンさせてしまうと方向性が悪くなるので、抑え気味に打ちます」

画像: 「こんなイメージで振ってます!」

「こんなイメージで振ってます!」

画像2: 100ヤードを確実に乗せる3つのポイント

【ポイント③】風が吹いたら同じスウィングで番手を替える
52度のAWで100ヤードが井口さんの基本。

「アゲンストのときはクラブをPWに持ち替え、フォローのときは56度のSWで打ちます。クラブを変えるだけで打ち方は同じです」

画像3: 100ヤードを確実に乗せる3つのポイント

井口さんの100ヤードショット

画像4: 100ヤードを確実に乗せる3つのポイント

シングルプレーヤーの「スコアの壁の破り方」つづきも随時配信していきます

ILLUST/Koki Hashimoto、TEXT/Toshiyuki Funayama、PHOTO/Yasuo Masuda

週刊GD2019年2月26日号より

※この企画に登場するアマチュアの方にはボランティアでお願いしています。

画像5: 100ヤードを確実に乗せる3つのポイント

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