「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で2年ぶりの優勝を果たした上田桃子。シーズン序盤での優勝に、この先にも手応えを感じているという、最新のクラブセッティング。
替えたのは「パターのシャフト」だけ
ギアに関しては職人気質な部分があり、よほどのことがなければ替えないことで有名。実際、2018年のセッティングから替わったのはパターのシャフトのみ。エースパターとして使用していたオデッセイの『ホワイトライズiX #1SH』のシャフトを新しいタイプに変更しただけ。
ストロークラボのパターとシャフトの詳細記事はコチラ↓
「ギアのこだわりは打感と顔です。どれだけ数字がよくても打感や顔が合わないと感じたら使えません」
ドライバーやフェアウェイウッドは、昨年と比べ「ボールが変なねじれ方をしなくなりました」と話す。昨年は左へのミスに度々悩まされて、ショットの練習に時間を費やしたことにストレスを感じていた。それが今年は解消され、自身がもっとも大事だと考えるショートゲームに時間を使えていることも、精神的な余裕を生み出している大きな要因だ。
グリーン周りの調整を重ねる上田だからこそ、パターのシャフトを替えたことは、実はかなりの大黄なスイッチ。新調したシャフトは2月に発売されたオデッセイの新モデル「ストロークラボ」に装着されていた純正モデル。カーボンとスチールの複合素材で、初めて試したときから好感触だったという。ギアの細部への自信も深まり、2年ぶりの年間複数勝利を目指す。
ドライバーは「エピック スター」9.5度を継続使用
2本のウッド「Xホットプロ」が調子のバロメーター
狭いホールのティショットでも使う「XフォージドUT」
4年間使い続ける相棒「APEX」アイアン
グリーン周りは「マックダディ」の60度で対応
自分の技術を活かす、安定のクラブセッティング
PHOTO/Hiroyuki Okazawa
週刊GD2019年4月30日号より
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