「スウィングはフォローで作るのが正解」のレッスン③。最後にフォロースルーがしっかり意識できるようになる練習法をお教えします。
画像: 【解説】山本武史プロ やまもとたけし。TPI LEVEL2を取得。兼本貴司、廣瀬加奈と鈴木花奈などツアープロのコーチもつとめる

【解説】山本武史プロ
やまもとたけし。TPI LEVEL2を取得。兼本貴司、廣瀬加奈と鈴木花奈などツアープロのコーチもつとめる

フォローの形からスウィング始動

山本 フォローを意識するために、普段の練習や素振りからチェックしておくといいですよ。

── いい練習はありますか?

山本 振り抜きたい方向に目印をセットしてください。頭を動かさずに確認できる位置にセットするのがポイントです。目印方向にヘッドを出してフォローの形をつくったら、そこからスウィングを始動させてみましょう。

── ボールの位置にヘッドを戻して、一旦アドレスを決める止める必要はないということですね。

山本 一旦止まると、フォローの意識が薄れてしまうんです。最初はとにかくフォローを強くイメージしたまま振ることが大切です。

── でも、いつもとスウィングのタイミングが変わるから、ちゃんと当たらなそうです……。

山本 最初はうまく打てなくていいですよ。まず、フォロー側で考えることが大切なんです。意識できるようになれば、自然と振り抜く方向も安定しますよ。

厳選! 3つの練習法

【意識する方法①】 飛球線にボールを置く
30センチ~50センチ先にボールを置き、そこに振り抜く意識でスウィングする。スウィング中に目に入るところに目印を置くことで、フォローを意識しやすくなる。

画像1: 厳選! 3つの練習法

【ポイント】2本のシャフトの間を通す方法もあり!
ボールだけで意識しにくい人は、範囲を広げてみよう。つま先とボールの先にクラブを置いて、その間に振り抜いていく意識を持つ。

画像2: 厳選! 3つの練習法

【意識する方法②】 フィニッシュからゆっくり逆素振り
フィニッシュから素振りをすることで、トップよりもフォローに意識を向けやすくなる。トップにかけては、フォローで作った形から力を抜いて、反動で収まる場所に上げる。自分で操作するのはNG。

画像: まずはピタッと止まれるフィニッシュから始め、力は入れずトップへ戻す

まずはピタッと止まれるフィニッシュから始め、力は入れずトップへ戻す

【ポイント】フォローからインパクトはよりゆっくり
フォローの意識をしやすくするために、とくにインパクトまでゆっくり戻す素振りをしよう。ゆっくり振ることで、位置や形も確認しやすくなる。

画像3: 厳選! 3つの練習法

【意識する方法③】 腰から腰まで繰り返し素振り
小さな振り幅を意識的に繰り返し素振りすることで、正しいフォローの位置を体に覚えさせる。フォローが決まれば、それにつられて自然とテークバックの位置も決まるので振り子のイメージで振れる。

画像4: 厳選! 3つの練習法

【ポイント】フォローの形を意識して振り子のイメージで振る
振り子のように振るが、手先でブラブラ動かすのは間違い。正しいフォローを作って、その形を意識しながら素振りをする。

画像5: 厳選! 3つの練習法

フォローを意識すると軌道が安定して振れますよ

PHOTO/Yasuo Masuda  TEXT/Yusuke Ozawa 

週刊GD2019年5月28日号より

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