【解説】青木翔コーチ
あおきしょう。1983年生まれ、福岡県出身。大学卒業後ツアープロを目指すも、改めて自分を見つめ直したことをキッカケに27歳でティーチングの道を志す。現在、渋野日向子をはじめ、日本アマ優勝後プロ入りした飛ばし屋の亀代順哉や超有望なジュニアゴルファーを数多く育成している、いまもっとも注目のティーチングプロ
緊張のない練習は意味がない
渋野 必ずやっているのは、1メートルからティを50センチずつ伸ばして差し、仮想9 ホールのパット練習してます。ルールは、9ホールを1パットで上がるまで2回のミスまではOK。途中で3回ミスをしたら初めからやり直しです。これができるまで帰れないというパット練習です。昔は3時間かかったこともありましたけど、今は早く終わりますよ(笑)。
GD 3時間はすごいですね。
青木 プロですから、普通に練習しているだけではダメですよね。緊張のなかでも、狙ったところに打てるかどうか。大きな筋肉を使って安定したストロークをするという技術面は当然のことです。ですが、それ以上に、気持ちが高ぶった状態で集中して練習できるかどうかが重要なんです。
【シブ子のポイント】 左目からボールを落としてボール位置を確認します
練習中、左目の下からボールを落として、いつもと同じ位置にボールがセットされているかを確認する渋野。正しくボールをセットすることで、いつも安定したストロークが行えるという。
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シブ子のパットドリル
“いただきます”グリップで手打ちを矯正しました
両手のひらでグリップの両端を挟んでストロークする練習をする渋野。手先で操作できないので、腹筋や背筋など大きな筋肉を使ってストロークする練習になり、ヘッド軌道が安定してきた.
PHOTO/ARAKISHIN、Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa
週刊GD2019年6月18日号より