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ボールの地点へ行ってみたらラフにスッポリ埋まっている。夏のラウンドでは深いラフからのショットに頭を抱えることが多い。そんな目玉のようなラフでは「まずは状況判断が大切。そのうえで攻略法を決めましょう」と高柳直人プロ。その極意を教えてもらった。
画像: 【解説】高柳直人プロ 1988年茨城県生まれ。18年にAbemaTVツアー、iGolf Shaper Challengeで初優勝し、同賞金ランク3位。レギュラーツアーを目指し奮闘中。チームセリザワ

【解説】高柳直人プロ 
1988年茨城県生まれ。18年にAbemaTVツアー、iGolf Shaper Challengeで初優勝し、同賞金ランク3位。レギュラーツアーを目指し奮闘中。チームセリザワ

HS42m/s以上ならフライヤーを警戒

夏はラフの芝も長くなって、ボールが半分以上埋まってしまうこともしばしば。こういう状況のとき、プロはどういうことを考えるのですか?

高柳 ラフにすっぽり埋まってしまうと、フライヤーするのか、それとも距離が落ちるのか、ボクたちプロでも判断が難しいんですよ。なので、ボールがどんな状況にあるのか、しっかりとチェックします。

画像: 状況をしっかりチェック!

状況をしっかりチェック!

── フライヤーするのかしないかの境界線は、ヘッドスピード(以下HS)でどのくらい? 

高柳 ドライバーで42m/s以上なら7番アイアンぐらいからフライヤーになる可能性があります。ただHSがそこまで速くない人でも、スピン量が減って、グリーンで止まりにくくなることを頭に入れておきましょう。

── 状況判断の手順は?

高柳 まず、ボールの近くで素振りをしてみて、ラフの抵抗の強さを確認します。次にボールが埋まっているラフの芝の状況をチェック。密度は高いのか低いのか。グリーンに向かって芝目はどうなっているか。ラフに使われている芝の種類も重要。それらを総合的に判断して、狙えるのか、脱出を優先するのかを明確に決めましょう。

密度、芝目、芝質の3つを見極める

【その一】芝の密度

芝の密度が高いと抵抗も強くなるし、フェースとボールの間に挟まる芝も多くなるので脱出に徹しよう。密度が低いとその逆。すっぽり埋まっていても、番手なりの距離が出せる。

画像1: 【その一】芝の密度

【チェック法1】しっかり素振り

グリーン、あるいはピンまでの距離を考慮してクラブを選んだら、ボールの近くで素振りをしてみよう。ラフの抵抗が強く、ヘッドが振り抜きにくいなら、番手なりの距離を出すのは難しい。上手く脱出できずに、またラフから打つことは避けたい。

画像2: 【その一】芝の密度

【そのニ】芝目(芝がどちらに倒れているか)

グリーンに向かって順目のライなら、芝の抵抗が小さいため、飛ばないことよりもフライヤーを警戒。逆目はヘッドの抜けが悪くなるので、無理に狙うのは禁物。

画像: 【そのニ】芝目(芝がどちらに倒れているか)

【その三】芝の種類

野芝は葉が太くて強いため、長いラフに埋まっていても、地面との隙間ができて、フライヤーしやすい。洋芝は葉が細くて弱いのでボールが沈むため脱出を優先する。

画像1: 【その三】芝の種類

【チェック方法2】しっかり芝を見る

ボールがどのくらい埋まっているかだけでは、正確な状況判断はできない。スッポリ埋まっていても、芝の密度や芝目、芝質によっては、グリーンを狙えるケースもある。夏ラフだから出すだけと諦める必要はない。

画像2: 【その三】芝の種類

いけない!と判断したら……「番手を下げてフルショット!」

高柳 脱出優先で振り幅を抑えると、芝の抵抗に負けて、まったく飛ばないミスが起こります。残り150YならPWでしっかり振ります。

画像: 無理せず番手を下げよう

無理せず番手を下げよう

画像: いけない!と判断したら……「番手を下げてフルショット!」

目玉のラフ、打ち方編に続く

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Toshiyuki Funayama ILLUST/Maki Kojima

週刊GD2019年9月3日号より

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