1年前まではプロにもなっていなかったゴルファーが、一夜にして日本のみならず、世界中のゴルファーまで巻き込み「スマイルシンデレラ」と称されるまでになった。渋野日向子のシンデレラストーリーを陰で支えた一人の男。コーチの青木翔。青木コーチは渋野に何を伝え、どういう信念でコーチングしているのか。「渋野の先生」第3回、ショートしない強気のパッティングについて聞いた。

しぶこも当初はカップまで打てなかった

GD 渋野プロといえば、やっぱり強気のパッティングですよね。

青木 昔は、カップまで打てなかったんですよ。

画像: 平均パット数(パーオンホール)は1.7595でツアー1位(9/3時点)

平均パット数(パーオンホール)は1.7595でツアー1位(9/3時点)

GD どうして、あんなに打てるようになったんですか。

青木 返しのパットが絶対入る自信をつけたので、しっかり強く打てるようになったんです。その返しのパットを絶対沈めるための練習が、「9分の7ホール」と「1〜5メートル連続イン」練習です。これが終わらないと帰れないので、それは必死ですよ(笑)。これを沈めれば終わり! というパットは、試合よりも緊張しますから、メンタル面も鍛えられるのでとてもいい練習法だと思っています。

試合よりも緊張。「9分の7ホール」と「1~5メートル連続イン」練習

これやらなきゃ、帰れません!

1メートルから50センチずつ伸ばし5メートルまでに9ホールを作り、2回のミスまでゆるされるサークル練習「9分の7ホール」。1メートルから1メートル間隔で5メートルまでを連続で沈める練習「1~5メートル連続イン」。

【9分の7ホールパッティング】

画像: 2回の失敗までセーフ。3回ミスしたら、最初からやり直し

2回の失敗までセーフ。3回ミスしたら、最初からやり直し

【1メートル間隔で5メートルまで連続イン】

画像: 5球連続カップイン

5球連続カップイン

画像: 1メートルから順に5メートルの距離を連続でカップインさせたら終了。1球でも外したら初めからやり直し。最終の5メートルのパットはいつもドキドキ

1メートルから順に5メートルの距離を連続でカップインさせたら終了。1球でも外したら初めからやり直し。最終の5メートルのパットはいつもドキドキ

画像: 試合での緊張した場面でも、しっかり打ち切る技術とメンタルを鍛える練習。渋野は当時、ショートが多かったというが、この練習で外れても返しのパットに自信が付いたという

試合での緊張した場面でも、しっかり打ち切る技術とメンタルを鍛える練習。渋野は当時、ショートが多かったというが、この練習で外れても返しのパットに自信が付いたという

シブコがやっている ロングパットの距離感の作り方

渋野はコースに行くと、まず初めにカップから半径1メートルの円を狙って「7メートル」、「12メートル」、「15メートル」のパット練習を行う。打つ距離は日によって変え、距離に対する感性をつねに磨いている。

画像: まずは7メートルから

まずは7メートルから

【渋野日向子の先生④】青木翔のレッスンにおいて譲れないことに続く

週刊GD2019年9月10日号より

渋野日向子を応援しに行こう。最終戦リコーカップ&宮崎の名コースを回るゴルフ旅行はこちら↓ お問い合わせお早めに!

特選レッスン集「こんどこの技」↓

画像1: golfdigest-play.jp
golfdigest-play.jp

一人予約できる気軽なゴルフ旅行です↓

画像2: golfdigest-play.jp
golfdigest-play.jp

短期で上達、GDツアーセンターのゴルフ合宿はこちら↓

画像3: golfdigest-play.jp
golfdigest-play.jp

This article is a sponsored article by
''.