幅広い層のゴルファーにオススメ
伝統的なティアドロップ形状のヘッドはとても構えやすく、やや大きめのミッドサイズで安心感もあります。(堀越)
まず、ロフト58度のSWを試打しましたが、広くてV字形状のソールは突っかかりにくく、気持ちよく抜けてくれます。バウンスも効いているので、スピンもしっかり入ります。
また、ツアープロや上級者向けのモデルに比べるとFP値が小さく、ほんの少しグースが入っているので、ボールが浮きやすい日本のコースの芝との相性もバッチリでしょう。
フェースのトウ寄りに重心が配分されていて、フェースの先っぽに近いところで打っても当たり負けしないから、ミスヒットにも強い。アマチュアに多い、バンカーショットでトウ側に当たるミスも助けてくれます。(堀越)
52度のAWもバウンスが滑ってくれてソールの抜けが良く、フルショットしたときも、最悪のミスを防いでくれます。
グリーン周りのミスを減らしたい中~上級者のアスリートからアベレージクラスまで、幅広いゴルファーにオススメ。アプローチがやさしくなって、スコアアップが期待できます。(堀越)
軟らかい砂のバンカーで使いやすい
ロフト58度のDG115シャフトで試打計測したところ、クラブ重量はやや重めですが、クラブレングスがやや短いので、クラブ慣性モーメントが抑えられ、SWの標準に近い数値になっています。(松尾)
ヘッドはSWとしてオーソドックなティアドロップ形状で、フェース面はやや大きめなので、構えたときの安心感があります。ネックの長さが短いため、一般的なSWよりも重心位置がフェース面中央寄りになっています。
独特なソール形状で実行バウンス角は表記より大きいので、軟らかい砂のバンカーでも扱いやすいです。
打点が安定しない人、ザックリのミスが多い人
SWとしては珍しく、スウィートスポットがフェースの中央から少しトウ寄りにあるので、フェース面のトウ側に球が当たりやすい人にとっては、フルショットでも当たり負けしにくい感じがあります。(松尾)
【総合評価】 スピン性能 4.5/抜けの良さ 4/上がりやすさ 4.5/ミス許容 4.5/操作性 4 ※5点満点
ヘッド/軟鉄鍛造
ロフト角/46~58度(2度刻み)
ライ角/64度
長さ/35㌅(58度・ダイナミックゴールド115)
シャフト/ダイナミックゴールド 115(WEDGE)、NSプロ 950GH(S)、ディアマナ for CG(WEDGE)
総重量/約459g(58度、ダイナミックゴールド)
価格(税込)/1本1万6500円(スチールシャフト)
※メーカー公表値
解説:クラブ設計家 松尾好員
解説:プロゴルファー堀越良和
週刊GD2019年12月17日号より
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