何でも「クルマでいえば〜」と例えてしまうクルマ好き友人がブリヂストンのシューズに買い替えた。『ツアーB ゼロ・スパイクバイターライト』というモデルだ。「どうしてそのシューズを選んだの?」と聞くと「この靴は、バネ下重量を減らす効果がある」と意味不明な言葉が返ってきた。
画像: バネ下重量が軽いと履き心地が良くなる

バネ下重量が軽いと履き心地が良くなる

バネ下重量とは、クルマのサスペンションに付いているバネの下にあるブレーキ類、ホイール、タイヤなどのパーツ重量のこと。バネ下重量が軽くなると、乗り心地やハンドリングが良くなるらしい。

我々の反応があまりに薄いので「要するにこの靴はメッチャ軽くて快適なんです」と言い換えた。当然「始めからそう言えよ」というリアクションになるのだが、どうやらただ軽いだけではないらしい。

ブリヂストンと言えば世界一のシェアを誇るタイヤが有名だが、そのテクノロジーがソールに生かされている。高いグリップ性能のラバーを採用した独自の突起形状ソールで芝をしっかり噛む。

ミッドソールの土踏まず部には、ランニングシューズで話題のカーボンプレート。超軽量・高強度・高反発の「KaRVO(カルボ)」を搭載してスウィング時のソール剛性を確保。

画像: 土踏まずの部分に埋め込まれたカーボン素材「KaRVO」。強度や反発力が高い素材でスウィングをサポート

土踏まずの部分に埋め込まれたカーボン素材「KaRVO」。強度や反発力が高い素材でスウィングをサポート

素材の反発性能により、スウィングや歩行をサポートする。

こんなに機能がモリモリなのに重さはなんと255㌘ 。

彼が言うには「初めて履いたときは、レースカー用のマグネシウムホイールに替えたぐらいの衝撃でした」とこれまたわかりにくい表現を使うのだが、確かに手に取るだけで、その軽さがわかる。

「これに替えてからは、プレー中、乗用カートにまったく乗らなくても全然疲れませんよ」とコレはわかりやすい。

彼の嬉しそうな表情を見ていると、私もバネ下重量の軽さを体験したくなった。

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ツアーB ゼロ・スパイク バイター ライト
◎タイプ/Boa
◎カラー/WS(白/シルバー)、WN(白/紺)、BK(黒)
◎サイズ/24.5~28.0cm(0.5cm刻み)
◎重量(片足)/255g(25.0cm)
◎価格/オープン

週刊GD2020年2月11日号より
PHOTO/Takanori Miki

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