1年で50㍎も飛距離を伸ばした『ゴルル』メンバーの小澤美奈瀬。彼女が飛ぶようになった秘訣をお伝えする本連載。今週の通勤GDは「ミナセの小部屋vol.22」ボールがつかまるフィニッシュについて。

【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

【小澤美奈瀬】
おざわみなせ。1992年生まれ、愛知県名古屋市出身。弊誌・美女ゴルフユニット『ゴルル』メンバー。現在、ミニツアーなどに参戦しながら、主に東京や名古屋などで飛距離アップのレッスンを行っているティーチングプロ。

前回のお話し

フィニッシュを変えると
インパクトの軌道も変わる

好きな食べ物は、焼肉です♪ 小澤美奈瀬です。今回は、つかまったボールを打つ簡単な方法につい
てお伝えいたします。

飛距離が出ない人の多くは、スライス系のコスリ球になっている傾向にあります。

原因は、アウトサイドインのカット軌道で振っていることにあります。カット軌道では、フェースにボールを乗せられないので、ボールに強いパワーを伝えられず、飛距離が伸ばせません。

そのカット軌道を修正する方法として、今回紹介するのが、“フィニッシュで胸を上空に向ける”動
きです。

画像: 「胸を上に向けたらボールがフェースにくっついた……」

「胸を上に向けたらボールがフェースにくっついた……」

右わき腹を縮めて
インパクトしたら…

アウトサイドインのカット軌道になる人は、インパクトで右肩が下がっていません。上体が起き上
がり、右肩が高い位置にあります。

この状態で、ボールを強く叩こうとすると、上半身を使って上から打ち込まないといけないので、必然的にカット軌道になります。

インパクトでは、右わき腹を縮めるようにして、右肩をグンと下げます。そこから、一気に胸を上空に向けるようにフィニッシュまで持っていく。これだけでカット軌道が修正できるんです。

画像: 胸が上空を差すイメージを持つ

胸が上空を差すイメージを持つ

右わき腹を縮めたまま
胸を上空に向ける

胸を上空に向ける意識があるだけで、インパクトゾーンが長くなり、球がつかまって飛距離が伸びるので、ぜひみなさんも試してみてください。

右肩を下げてインパクト、フィニッシュは胸を張る

インパクトで右わき腹(側筋)を縮めならが右肩を下げて、そこから胸を張って一気にフィニッシュまで振り抜く。上半身の突っ込みがなくなり、簡単にボールをつかまえることができ飛距離が伸びる。

画像: 右わき腹を縮めたまま 胸を上空に向ける
画像: 右肩が上がるとカット軌道で飛ばない

右肩が上がるとカット軌道で飛ばない

PHOTO/Takanori Miki
週刊GDより

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