世界トップクラスの選手たちが取り入れている「シャフトを寝かす」動き。井上梨花プロも昨年から取り入れ、安定性が大きくアップしたという。アマチュアにも効果的な練習方法を教えてもらった。
画像: 【指導】井上梨花プロ 1993年生まれ、茨城県出身。163㌢。自身のスウィングを見直し、昨年からシャフトを寝かす動きを実践中

【指導】井上梨花プロ
1993年生まれ、茨城県出身。163㌢。自身のスウィングを見直し、昨年からシャフトを寝かす動きを実践中

フェース面の向きに注意して!
左手の甲がとっても大事

早い段階で手の甲を地面に向ける

以前はフェースを開いて閉じるスウィングをしていた井上梨花プロ。それが今は、シャローにヘッドを入れてフェースの開閉を抑えている。

画像1: フェース面の向きに注意して! 左手の甲がとっても大事

結果、インパクトが分厚くなったと言うが、その始まりがシャフトを寝かす動きだった。

井上 前は右にも左にもミスが出ていたのですが、今はミスが出てもその原因が分かるようになりました。今行っていることは、切り返しでシャフトを寝かせてあとは体を回転させるだけ。以前のスウィングとはイメージが真逆なのでまだまだマスターしてとは言えませんが、飛距離も伸びたし、特にアイアンの精度が上がりました。

画像2: フェース面の向きに注意して! 左手の甲がとっても大事

井上 シャフトを寝かすコツは、左手首です。切り返し後に手のひら側に折るようにして左手甲を地面に向けながら下します。力を効率よく伝えるのがポイントです。

ポイント①
ダウンの途中でフェースの向きを確認

画像: ポイント① ダウンの途中でフェースの向きを確認

ヘッドが腰の高さで、フェースがどこを向いているかをチェック。ここで上を向いているのは左手首を手の甲側に折っている証。左手首は手のひら側に折るのが正解。フェースが体の正面側を向いて閉じ始めているのが理想。

ポイント②
手の甲を下に向けていくイメージ

画像: ポイント② 手の甲を下に向けていくイメージ

ダウンスウィングは左手の甲を下に向けながら行う。ロフトをかぶせながらボールにコンタクトするイメージ。体の回転が加わることで必要以上にロフトが立つことはない。

このふたつで感覚をつかもう
「大げさ素振り」と「腰から腰」

井上プロが実践しているシャフトを寝かせる動きをマスターするドリルを紹介。地味な内容だが、この積み重ねがスウィングを劇的に変化させてくれる。小さなことからコツコツと。ぜひ、トライしてみてほしい。

時間をかけて大げさ素振り

ポイント①
左足はガニ股にする

画像: 左足はガニ股!

左足はガニ股!

切り返しで左足をガニ股にする。腰の回転を先行させる役目があり、クラブが体の近くを通るようになる。この動きを取り入れてからアドレス時のボールとの距離が近くなったとのこと。

ポイント②
右に乗ったまま腰を回転

画像: ポイント② 右に乗ったまま腰を回転

前は右から左に体重を乗せていた井上だが、今はむしろ右に残ったまま振っているイメージだ。素振りからそのイメージで振ることで体の突っ込みがなくなり、軸が安定する。

腰から腰の小さな振り幅で「手の動きを覚える」

画像: 振り幅はこれくらい

振り幅はこれくらい

ポイント①
体とヘッドの距離は長く

画像: ポイント① 体とヘッドの距離は長く

シャフトを寝かせた状態から腰の回転だけでヘッドを動かす。腰から腰のスウィングでボールをヒットして、真っすぐ飛ぶ感覚を身につける。この時ヘッドをできるだけ体から話すようにしよう。

ポイント②
左腕は伸ばしたままに

画像: ポイント② 左腕は伸ばしたままに

テークバックで左腕が曲がらないようにする。力を入れるというよりは張りを持たせる感じ。右ひじをわきにくっつけずに話すように動かすのも効果的だと井上。腕を体に引き付けようとする動きは必要ない。

週刊GD2020年3月17日号より

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