大慣性モーメントのドライバーを抜群に上手く使いこなす渋野日向子プロ。クラブと体が水平方向に引っ張り合いながら回転していると説明するのは、男子ツアーでシード選手としても活躍した竹本直哉プロ。いまどきスウィングの要素が満載という渋野プロのスウィングには、アマチュアにとっても飛ばしのヒントがぎっしり。
画像: 【解説】竹本直哉 1976年生まれ、和歌山県出身。2006~2010年、男子レギュラーツアーで活躍。その後、クラフトマンに。米国での学生時代は応用数学専攻

【解説】竹本直哉
1976年生まれ、和歌山県出身。2006~2010年、男子レギュラーツアーで活躍。その後、クラフトマンに。米国での学生時代は応用数学専攻

フラットスウィングで体が回転。
だから前傾姿勢が変わらない

画像: フラットスウィングで体が回転。 だから前傾姿勢が変わらない

「シャットフェースのトップ」、「ハンドファーストインパクト」など渋野プロのスウィングには今どきの要素が満載。

渋野日向子のドライバーショット(後方)

竹本 結局は、どれもクラブの動きを邪魔しないで、体が回転しているからこそ、この動きになるんです。いかにクラブと体の引っ張り合いの回転が大切か、がわかるはず。体のどこかを止めることを意識して「前傾姿勢をキープしよう」ではないんですね。

クラブが水平方向(横)に動くと…
クラブと体が引っ張り合って回転しやすい!

画像: クラブが水平方向(横)に動くと… クラブと体が引っ張り合って回転しやすい!

竹本 クラブが水平(横)に動くと、ヘッドが前、体が後ろに引っ張り合うので、回転しやすい。さらに水平軌道でクラブが動くと、ヘッド重心がシャフト軸線上に重なろうとする"慣性の力"でフェースが目標を向きやすくなります。ここが大慣性モーメントの大型ヘッドとの相性のいい部分です。

クラブが縦方向に動くと…
クラブと体が上下に引っ張り合い、伸び上がる動きになってしまう。

画像: クラブが縦方向に動くと… クラブと体が上下に引っ張り合い、伸び上がる動きになってしまう。

竹本 クラブが縦に動くと、ヘッドが下、体は上という引っ張り合いになるので、体が伸び上がる。なおかつクラブが縦に動くと、フェース面が開いたまま下りてくるのでフェースを返す動きが必要になってしまいます。今どきのドライバーはフェースを開くと戻しにくい。つまり、再現性が下がるわけです。

渋野日向子のドライバーショット(正面)

竹本 ヘッドを振ってボールに当てようではなく、グリップの動きにつられてヘッドが動く振り方。渋野プロのスウィングからも、その動きを感じます。だから、骨盤が開いたハンドファーストインパクトになるんですね。

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