千葉県の「中山カントリークラブ」は1961年開場。ゴルフ場の近くを走る国道16号線付近の千葉北エリアは「鷹之台カンツリー倶楽部」「我孫子ゴルフ倶楽部」を筆頭に、「千葉カントリークラブ」や「船橋カントリークラブ」など、歴史の深いコースが並んでいる。千葉県のゴルフ場をけん引してきたクラブのひとつ「中山CC」に調査隊が到着した。

開場1961年、50年以上の歴史

国道16号線から県道に入って3分も走れば右手にゴルフ場のゲートが出てくる。

バブル景気全盛時に造られた多くのコースは、ゴルフ場ゲートから「これでもか」というぐらい誘導路を走らないとクラブハウスに着かないが、「中山CC」は門を入ればそこがクラブハウス。この質素な佇まいも伝統のひとつだ。

隊長 家から約50キロ。京葉道「花輪IC」より13キロと近いですが、やや渋滞にあって1時間ちょっとで到着しました。開場以来のクラブハウスが華美ではなくていいですね。

隊員 名物の吊り橋があると聞きました。クラブハウスの前にあるらしいですよ。

画像: 開場時から建て替えを行っていないクラブハウスは、メンバーの意向だ

開場時から建て替えを行っていないクラブハウスは、メンバーの意向だ

画像: クラブハウス前の吊り橋

クラブハウス前の吊り橋

クラブハウスを出て、その大きな吊り橋を渡ると、松林でセパレートされたアウトとインのスタートホールが横並びに登場する。

ちなみに吊り橋の下には池もあるが、ゆるやかな谷あいを活かした場所に、練習グリーン2面と、芝から打てるアプローチ練習場とバンカー練習場、200ヤード以上のドライビングレンジが広がっている。

画像: 開場1961年、50年以上の歴史
画像: スタート小屋も昔ながらの佇まい

スタート小屋も昔ながらの佇まい

メインがコーライ、サブがベントの2グリーン

隊長補佐 隊長、コースはコーライグリーンがメインですが、今日はベントグリーンでのプレーです。

隊長 そうですね。でも、メインが「コーライ」というところにも歴史を感じさせます。昔ながらのスタート小屋で順番を待ちましょう。

隊員 コース設計は農学博士の丸毛信勝氏です。芝草の権威だったようです。

設計家・丸毛信勝がデザインしたコースは全国にわたるが、北海道大学農学部教授だった縁か、北海道と東北だけで16のコース設計をしている。千葉県では「中山CC」だけ。大倉喜八郎の依頼を受けて、「川奈ホテルゴルフコース」の開発に携わったことで、コース設計界に入った異色経歴の人物。

画像: 1番 524Y P5  正面の大きな木がティショットの狙い目

1番 524Y P5  正面の大きな木がティショットの狙い目

1番のセカンド地点 左がベントグリーン、右がコーライ。どちらも手前からが安全

1番、パー5からスタート。今回は白ティ&サブのベントグリーンで6265ヤード。グリーンの速さは10.5フィート。

フェアウェイは広く気持ちよくドライバーが打てるが、グリーンが近づくにしたがって左右から張り出す木々やバンカーが難易度が上げていく。1番を寄せワンでパーを拾った隊長だが、その後は隊長も隊員も、ボギーやダボを叩くホールが続く。

隊長 サブグリーンだからと、ちょっと油断するとすぐにボギーやダボが出てしまいますね。どのホールも、サブグリーンに向かっても絞られていくので、気が気じゃありません。

隊員 名物ホールの5番、パー3に来ました。池越えですが、手前のベントグリーンは147ヤードです。

画像: 5番 166Y(ベント)P3 左奥がコーライ、右がベント。どちらも池越えの名物ホール

5番 166Y(ベント)P3 左奥がコーライ、右がベント。どちらも池越えの名物ホール 

5番のベントグリーンから見た風景

隊長のボールはあわやホールインワンのOKバーディ。このパー3は、グリーンが斜めに2つ配置され、メイングリーンだと197ヤード(バックティ)の池越え、2段グリーンで難度が急激に上がる。

その後、隊長の3パット連続などがありながらもハーフ終了。

隊長補佐 隊長はグリーンで苦戦していましたね。

隊長 グリーンが速い(10.5フィート)ですし、微妙なアンジュレーションが付いています。先ほども言いましたが、サブグリーンでも侮れません。ティグラウンドからグリーンに至るまで、メンテンナンスは最高です。スコアは棚に置いといて、落ち着いた優雅な時間に癒されました。

お昼を頂き、午後は10番から。501ヤード(白ティ)のパー5。広く見えるが、フェアウェイの右サイドにはトリプルバンカーが待ち構える。

画像: 10番 521Y P5 白線で囲んだところにトリプルバンカー

10番 521Y P5 白線で囲んだところにトリプルバンカー

ドロー打ちの隊員は、右のバンカーを気にしてミスするも、隊長はフェアウェイへナイスショット。右サイドさえケアすれば、フェアウェイは広い。その後、8ホールを終えて、最終の18番へ。

隊長 「中山CC」は全体にティショットは気持ちよく打てますが、実はフェアウェイバンカーの配置が絶妙ですね。気持ちよく打てたはずが、結局大きなバンカーにつかまって、そこから苦労したホールがいくつかありました。

隊員 僕は普段カジュアルなコースに行くことが多いので、とても新鮮な気持ちでラウンドできました。コーライグリーンがメインというのも歴史を感じますね。

隊長補佐 コース内の樹木の8割が松だそうですね。まさに古きよき日本のコースという佇まいです。私は以前コーライグリーンでもラウンドしましたが、ここのグリーンは別格です。もちろん今回のベントも速さ、整備ともに最高でした。

隊長 平野の住宅地に広がるコースですが、ホールには結構な起伏が付いていて、そういった立体感も印象的でした。朝は余裕を持ってコースに着き、ラウンド後はお酒を飲みながらゴルフ談義。次回お邪魔する時は、電車で行って優雅な時間を過ごしたくなりました。

隊員 国道16号は渋滞があるので、電車ゴルファーが多いのも頷けますね。

隊長補佐 地下鉄東西線から直通の東葉高速線・八千代緑が丘が最寄り駅。そこからクラブバスやタクシーで10分もかからないアクセスの良さです。

隊長 僕みたいにゴルフもお酒も楽しみたいタイプには本当に最高です。

隊長補佐 絶妙なコースレイアウトにバンカーやハザードも効いていて戦略性が高い。

隊長 メインのコーライグリーンのときにもぜひ来てみたいですね。

画像: 中山CCはガードバンカーもフェアウェイバンカーも大きいのが特徴のひとつ。写真は12番のコーライグリーンわき

中山CCはガードバンカーもフェアウェイバンカーも大きいのが特徴のひとつ。写真は12番のコーライグリーンわき

【隊長レポート①】練習設備も魅力

画像: 練習場は平らで200~230Y

練習場は平らで200~230Y

画像: 練習グリーンは2面

練習グリーンは2面

ドライビングレンジや、きちんとセパレートされたバンカーとアプローチ練習場も併設されているのでラウンド前にしっかり調整して挑みたいですね。

【隊長レポート②】メンバーも納得のメニュー

画像: ローストステーキ 2200円(税別)

ローストステーキ 2200円(税別)

「外はカリっと香ばしく、中は柔らかなステーキは絶品です」(隊員)

画像: マグロ漬け丼(味噌汁・香の物付) 1500円(税別)

マグロ漬け丼(味噌汁・香の物付) 1500円(税別)

【それでは採点!】品格あるコース、メンバーさんの人柄も魅力!

画像1: 【それでは採点!】品格あるコース、メンバーさんの人柄も魅力!

【中山カントリークラブ】
千葉県八千代市桑橋1299(☎047‐459‐2141)
18ホール/6904ヤード/パー72
練習場/210ヤード
設計/丸毛信勝
開場/1961年9月23日
最寄りIC/京葉道路・花輪ICより13km
最寄り駅/東葉高速線・八千代緑が丘駅
公式ホームページはこちら

【ターフコンディション】
グリーン芝種/コーライ・ペンクロス/3.9ミリ
フェアウェイ/コーライ/14ミリ
ラフ/野芝/45ミリ
バンカー/山砂さらさら

月刊GD2019年2月号より

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画像2: 【それでは採点!】品格あるコース、メンバーさんの人柄も魅力!

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