PGAツアー パターコレクション キャメロンの使い手
ジョーダン・スピース 「ニューポート型009」
軟鉄性の軟らかい打感を好むスピース。丸みをおびたニューポート型の「009」を使用
リッキー・ファウラー 「ニューポート2タイムレスGSS」
ステンレスでも軟らかい打感のジャーマンステンレスを使った、直線的なデザインの「ニューポート2タイムレスGSS」を使用。
ジャスティン・トーマス「フューチュラX5R」
エースは"ツノ型"の「フューチュラX5R」。ミスに強いマレットタイプだがプロの中では少数派。
ブルックス・ケプカ「ニューポート2 T10 セレクト」
18年の全米オープン、全米プロゴルフ選手権を制したパター。写真はダンロップフェニックス時。
タイガー・ウッズといえば、やっぱり「ニューポート2 GSS」
タイガーモデルに似たキャメロンは不動の人気
「タイガーのパターに近いモデルはいつになっても人気です」と語るのは、『スコッティキャメロン ゴルフギャラリーTOKYO』のパッティングアナリスト竹内大輔さん。バックキャビティにビッグチェリーボンブとタイトリストロゴ。そしてフェース面もタイガーが好むツルツルのスムースミル。
バックエースの刻印は左に「T2-GSS」、右に「350」。"T2"は、製品名であるタイムレス2を、"GSS"はジャーマンステンレス製であることを意味する。"350"はヘッド重量(グラム)だ。
ジャーマンステンレス製パターが新登場!詳しくは↓
「スコッティキャメロン」プレミアムパター図鑑
スコッティキャメロンのパターは大きく分けて市販品とツアーパターの2つに分けられる。市販品がタイトリストの工場で生産されるのに対して、「サークルT」呼ばれる丸に"T"が刻印されたツアーパターは、カリフォルニアのスタジオでキャメロン氏が手を加え作り上げる。
素材も市販品がステンレスかアルミなのに対して、ツアーパターは柔らかなカーボンスチール(軟鉄)、芯のある打感が特徴のジャーマンステンレス(GSS)と呼ばれるステンレスが使われ、キャメロン氏自身がハンマーで刻印などを入れる。
ツアープロが使うものとまったく同じクオリティで作られているため、値段も高額。安くても30万円はするこれらのパターだが、打感、美しい形状、所有感など、ゴルファーなら手にしたくなって当然だ。
009M
丸みのあるニューポートが進化したのがこのタイプ。こちらはジョーダン・スピースが使うモデルと同じ軟鉄製。「009」とはスタジオの郵便番号にちなんだもの。
CAMERON & Co.009 M GSS
「009」のジャーマンステンレスバージョン。「M」はマスタフルを意味し、バックフェースのデザインを見直し、最高の重量配分にしたものだ。
ニューポート2 タイムレス2
直線的デザインの「ニューポート2」が進化したのがタイムレス。少し大きくなったのが「タイムレス2」となる。まだこのモデルでの優勝者はいないのだとか。
P5 GSS
宮里優作も使うモデルのGSS版。仕上げはクロマチックブロンズに溶接ネック、GSSにしか使えないスコッティブルーというロゴ色の最高級モデル。
レアなスコッティキャメロンは、このショップでチェック!
スコッティキャメロン ゴルフギャラリーTOKYO
静岡県の「浜松シーサイドゴルフクラブ」内にあるミュージアム&ギャラリーに続き、日本で2店舗目となるギャラリー。オリジナル商品をはじめ日本限定での商品なども取りそろえられ、ファンにはたまらないスペースだ。
パター以外にも他では目にすることができないパターカバーやグッズなどもりだくさんたくさん。トッププロが頼りにする世界に3カ所しかないスタジオでのフィッティング(1時間3万円)も好評。
スコッティキャメロン ゴルフギャラリーTOKYO
東京都港区南青山5-3-2
The Jewels of Aoyama 3F
OPEN 11:00~19:00(☎03-5766-6060)
ゴルフ5プレステージの品ぞろえも凄い
"ワンランク上のゴルフライフ"をテーマに、クラブはもとよりシューズやグローブ、サングラスのカスタムフィッティングを行っている「ゴルフ5プレステージ」。日本橋、新宿、広尾に3店舗を構えるが、パターコーナーの充実ぶりにも目を見張るものがある。
外のショップではショーケースに入れられ鍵がかかっている高額なパターも実際に手に取ることができるのもうれしい。
クリント・イーストウッドをモチーフにした「THE CLINT」。シャフトには弾丸の薬きょうが。
ゴルフ5プレステージ新宿店
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-34-7
NEX新宿ビル1F
OPEN 10:30~20:30(月~土)10:00~20:00(日祝)
TEL.03-3354-5052
公式ホームページはこちら
「いつかはキャメロンのパターを」と思っているなら、ぜひ訪れてみてはいかがだろう。
週刊GD2019年1月1日号より