「優勝おめでとう」の横断幕!
土手の外側に建つクラブハウスには「2019AIG全英女子オープン、優勝おめでとうございます」の横断幕。
クラブハウスに入ると、1階のロビーには渋野プロの記念グッズが展示されていました。ジュニア時代の写真、長船CCキャップにサイン、優勝トロフィ、笑顔の色紙…、子供の頃からホームグラウンドとしてプレーしてきたことが伺えます。
展示品の上にはクラブのハンディキャップボードが掛かっていました。ハンディ2、ハンディ1、ハンディ0のネームプレートのさらに上に、「渋野日向子」のプレートが貼ってありました。
武上晴彦支配人に聞いてみました。「日向(ひな)ちゃんは子供の頃から、長船のメンバーみんなに可愛がられて、マナーを含めて揉まれてきました。メンバーが低い球を打っても、ひとり高弾道の風に強い球を打っていくのが日向ちゃんのスタイルです。高校時代になると、たいていアンダーで回るようになって、メンバーの猛者たちが誰も勝てなくなりました」
「いつでしたか長船のハンディ頭が日向ちゃんとマッチプレーしたのですが、最終ホールまでいくことなく日向ちゃんの勝利。もう歯が立たないわ、と嘆いていたのが印象的でした(笑)。プロ直前のクラブハンディは確かプラス1でした」。それが、ハンディキャップボードの左上に「渋野日向子ネームプレート」が貼ってある理由のようです。
コース設計は、井上誠一、上田治に並ぶ「三傑」の佐藤儀一
クラブハウスから乗用カートに乗り、土手を越えると長船CCのコースが出てきます。バックティからは6061ヤード、フルバックは6230ヤード。スコアカードをチェックすると、アウトとインともにパー3が3つのパー70。
武上支配人いわく、「長船は河川敷ですが、森や大木がコース内にあって風が回るんです。普通の河川敷は風向きが一方通行、そこが特徴のひとつ。グリーンは小さめの1グリーンで砲台状になっているホールも多いです」
「だから風を読んだ距離感を磨かないとスコアはまとまりません。日向ちゃんはそのなかでも高い球で距離を合わせてきます。個人的にはプロになる子はああいう球を打つんだな、と見ていました」
「6230ヤードですがパーは70なので、距離的には女子プロのトーナメントコースと同等だと思います」と支配人。土手の上からコースを見ると、数カ所に林があり、フェアウェイやホール間に大きな木が立っています。これらがハザードと風向きを変える役目をなすのです。
アウトは1番から4番までは下流に向かって進みます。斜め向きパー3の5番を経て、6番からは上流に向かいます。
インに入るとホールの向きが次々と変わり、河川敷にいるのを忘れるほど起伏が強まっていきます。コース設計は、井上誠一、上田治と並び、日本のコース設計界の「三傑」と呼ばれる佐藤儀一。何度回っても挑戦したくなる仕掛けが各ホールにありました。
1番パー4、2打目のフェアウェイに竹藪ハザード
2番パー4、左ドッグレッグ、グリーン手前に深いバンカー
7番パー4、フェアウェイに木立が点在
9番パー5、240ヤード先の大きな松の木を越えたら飛ばし屋
「(9番は)バックティから240ヤード付近に大きな松の木があり、日向ちゃんは当然越えてきますね。遠近法を活かした設計で、実際の距離よりもグリーンが遠くに見えるホールです」と支配人。フルバックティからは600ヤードのパー5。
インに入ると難度マシマシ!
13番パー5、グリーン四方をバンカーがガード
15番パー3、風が舞う砲台グリーン。難関ホール!
15番はグリーン奥に城址とお宮がある名物ホールにして、難関ホールです。左サイドの吉井川から風が吹きますが、奥の森と手前の大木に当たって風がうず巻き、距離感が悩ましいと聞きます。
17番パー4、吉井川わきの長く起伏のあるホール
18番パー4、フェアウェイ右にバンカー、砲台グリーンの最終ホール
長船CCは「一度は回るべき」超テクニカルリバーサイドコースだった!
18ホールを見てお分かりのとおり、長船CCは河川敷でありながら、起伏、林、深いバンカーなどが随所に絡むチャンピオンシップコースです。実際、岡山県のジュニア競技やアマチュア競技も開催しています。逆に言えば、長船で腕を磨いたから、現在の渋野プロの強さがあるのかもしれません。
渋野日向子プロの故郷コース、「河川敷と侮ることなかれ」です。わざわざ回りに行く価値は大いにありますね。
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お昼はコレ「シブコランチ」
渋野プロがジュニア時代から食べていた長船CCの「鳥カラ定食」。ボリュームたっぷりでとてもジューシーです。
この度、コースではもうひとつの好物「オムライス」とセットにした「シブコランチ(鳥カラ&オムライス)」が9月からスタート。長船でゴルフをしたら、ぜひ召し上がりたいメニューです。
PHOTO/Kenji Kobayashi(course)、Hiroyuki Okazawa(shibuko lunch)
「渋野日向子の故郷コースを回る旅」ゴルフダイジェストツアーへご相談ください
「渋野プロの故郷、長船カントリークラブを回ってみたい」という方、ゴルフダイジェストツアーセンターへお問い合わせください。たとえば、このようなゴルフ旅行はいかがでしょう。地元・岡山の名コースも回る贅沢ゴルフ旅行を企画してみました。
【1日目】
各地より岡山空港、または岡山駅へ
長船カントリークラブでプレー
岡山市内泊
【2日目】
鬼ノ城ゴルフ倶楽部、倉敷カントリー倶楽部、いずれかでプレー
岡山空港、または岡山駅から帰路へ
日程の相談から、長船CC、倉敷CC、鬼ノ城GCの予約、宿泊ホテルの相談・手配、空港(駅)からの往復レンタカーなど交通手段の相談・手配、すべてゴルフダイジェストツアーセンターで承ります。
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