開湯1300年の歴史ある名湯
西九州新幹線の開通で話題の嬉野温泉と武雄温泉。佐賀県西部に位置する名湯は、ともに開湯1300年以上の歴史ある温泉だ。
嬉野温泉は〝日本三大美肌の湯としても知られ、無色透明で柔らかなお湯は、浸かるだけで肌がつるつるに。武雄温泉は、街のシンボルである国指定重要文化財の楼門や武雄温泉新館など、歴史的建造物が並び、風情のある街並みも魅力だ。
玄界灘や有明海に面した佐賀は、食の宝庫としても有名。佐賀の三大グルメ「佐賀牛」「イカの活造り」「竹崎かに」のほか、嬉野温泉ではぜひ名物「嬉野温泉湯どうふ」を味わってほしい。
（写真提供：佐賀県観光連盟）
温泉入口に建つ楼門は、東京駅を設計した辰野金吾によって設計され、大正4年に完成した。
嬉野温泉で作られた名物「温泉湯どうふ」はとろりとした食感で、大豆本来の旨味を感じることができる。
チームラボのアート作品と美しい自然が融合「御船山楽園ホテル」
15万坪もの広さを持つ庭園「御船山楽園」内にあり、美しい自然とアート集団「チームラボ」の作品が作り出す幻想的な空間が融合した話題のホテル。
大浴場「らかんの湯」には露天風呂やサウナ施設も充実しており、ここでしか体験できない至高の癒しを体感できる。
大浴場「らかんの湯」の露天風呂は、昼間は山の爽やかな風に包まれ、夜は星空の下、幻想的な雰囲気に。
チームラボのアート作品「呼応するランプの森とスパイラル－ワンストローク」が広がる本館ロビー。
透明で柔らかな湯ざわりが特徴の武雄温泉を露天風呂でのんびり楽しみたい。
客室は本館と内庫所別邸に分かれており、内庫所別邸は佐賀藩主の別邸建物を移築しそのまま使用している。
＜御船山楽園ホテル＞
佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
https://www.mifuneyama.co.jp/
アクセス 武雄温泉駅 タクシーで約5分（無料送迎サービス有）
数寄屋造りの純和風旅館「御宿 竹林亭」
季節の花々が咲き誇る「御船山楽園」の中にひっそり佇む、数寄屋造り純和風旅館。気品ある調度品と意匠に彩られた空間には、客室がわずか11室。
大浴場のほかに、すべての客室には露天風呂が備わり、心ゆくまで湯浴みを堪能できる。
客室「梧竹」には展望露天風呂を備え、御船山楽園との野趣あふれる一体感を堪能できる。
山海から厳選した旬の恵みを、有田や伊万里などの器に表現した美しい懐石料理。
御船山楽園では秋の紅葉シーズンに「紅葉まつり」が開催され、日本最大級の紅葉ライトアップも楽しめる。
＜御宿 竹林亭＞
佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
https://www.chikurintei.jp/
アクセス 武雄温泉駅 タクシーで約5分（無料送迎サービス有）
大正14年創業の老舗旅館「大正屋」
大正14年創業。杉木立に包まれた静かな佇まいと、隅々まで行き届いたおもてなしが魅力の老舗旅館。男女ともに趣きの異なる２つの大浴場を備え、嬉野の湯をゆったり堪能できる。
佐賀の山海の幸は有田焼などの美しい器とともに。五感を潤す美食体験も楽しめる。
大浴場「滝の湯」は滝を設えた庭園との一体感があり、露天風呂に浸かっているような気分でゆったり寛げる。
純和風タイプの本館客室。大正屋は皇居新宮殿を手掛けた吉村順三が設計、随所に空間美が感じられる。
大正屋に宿泊するゲストは、嬉野一の広さを誇る「椎葉山荘」（関連施設）の大露天風呂も利用できる。
＜大正屋＞
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2276-1
https://www.taishoya.com/taishoya/
アクセス 嬉野温泉駅 タクシーで約5分
＜お勧めコース＞ 佐賀カントリー倶楽部
1971年（昭和46年）に開場。名匠井上誠一によってデザインされた、九州で2番目のコース。戦略性の高い丘陵コースは、山紫水明の妙が表現され、変化に富み随所に井上らしさを感じられる。緻密なコース戦略も要求される、挑戦意欲の湧く18ホールだ。
18H/6,748Y/P72
＜お勧めコース＞ 若木ゴルフ倶楽部
「奇才」と呼ばれたデズモンド・ミュアヘッドが、佐賀の風土や文化をコースに取り入れた、革新性の高いデザインが特徴。佐賀平野を縦横に走るクリークや、有田焼の絵模様がコースに表現され、印象に残るホールが多い。天然温泉の大浴場や露天風呂も備える。
18H/6,837Y/
