北海道随一の大自然と美しい夕日に癒される
東京から飛行機で約1時間半、太平洋に面した都市・釧路は、かつては日本一の漁獲量を誇り、漁業や工業で栄えた歴史を持つ道内第6位の人口の街です。街の中心部から程近い距離には釧路湿原国立公園、さらに北には阿寒摩周国立公園があり、北海道随一の大自然が広がるエリアでもあります。
実は釧路は、美しい夕日が見られることでも有名。季節によって大きさや色に変化が見られる夕日は「世界三大夕日」の一つに数えられ、特に釧路川河口付近にかかる幣舞橋(ぬさまいばし)から見る夕日は幻想的で、心癒され穏やかな気持ちになります。

優雅なフォルムで夜はライトアップもされる美しい「幣舞橋」。釧路のシンボル的存在。
釧路湿原でカヌー体験、野生動物との出会いも!
釧路観光のハイライトは、何といっても釧路湿原国立公園でしょう。総面積220.7平方キロメートル、東京23区がすっぽり入る広さで、国の特別天然記念物のタンチョウをはじめ、約2000種の貴重な動植物の生息地にもなっています。立ち入りは厳しく制限されていますが、展望台や散策を楽しめる木道が整備されているので、世界レベルの大自然を間近で感じることができます。
観光客が最も多く訪れる「釧路市湿原展望台」では、目の前に広がる湿原、釧路市街地、そして阿寒の山々の大パノラマを眺めることができますが、お勧めは釧路湿原を流れる川をカヌーで下るカヌー体験。湿原を抜き抜ける風を感じ、今まで見たことのない景色の中をゆっくりカヌーで下ります。野生の動物たちと出会うこともあるかも!?

釧路湿原を一望する展望台。

温根内ビジターセンターを起点に約1時間で1周できる木道「温根内木道」。

湿原内の散策にお勧めのカヌーは、ガイド同行なので未経験でも安心して体験できる。
道東が誇る3つの名コースで、真夏でも快適にプレー
道東は、真夏でも平均気温20℃程度。北海道で最も涼しい街の一つでもあり、避暑には最適のエリアなので、ゴルフも快適に楽しめます。
釧路カントリークラブ
鶴居東コース 18H/6,977Y/P72 鶴居西コース 18H/7,043Y/P72
釧路湿原の東側に位置する「釧路カントリークラブ」は、1963年(昭和38年)に開場した道東の名門。鶴居コースと言われていた現鶴居東コースと、1973年(昭和48年)に開場した鶴居西コース(旧幌呂コース)の36ホールから成り、どちらもフェアウェイは広く、自然林と静寂に包まれた美しいコースです。鶴居東コースは、比較的フラットですがバンカーや池が戦略的に配置され難易度は道内屈指、鶴居西コースは自然の起伏を生かしたアンジュレーションが、プレーヤーを悩ませます。

釧路風林カントリークラブ
Aコース 9H/3,351Y/P36 Bコース 9H/3,268Y/P36 Cコース 9H/3,429Y/P36
釧路湿原に近い丘陵地に広がる「釧路風林カントリークラブ」は、1978年(昭和53年)に開場。3コース27ホールで構成され、各ホールは白樺やエゾ松で完全にセパレートされた北海道らしさを感じるコースです。ありのままの自然を生かしたコースは、3コースそれぞれ変化に富み、景観も素晴らしく、ビギナーから上級者まで満足することができます。

阿寒カントリークラブ
ピリカコース 9H/3,517Y/P36 まりもコース 9H/3,574Y/P36 丹頂コース 9H/3,528Y/P36
釧路空港からもアクセス至便で、ピリカ・まりも・丹頂の3コースから成る「阿寒カントリークラブ」。まりもと丹頂は、井上誠一の助手を務め、日本でもっとも多くのゴルフコースを設計した富沢誠造による設計、ピリカは御前水ゴルフ倶楽部などを手掛けた土肥勇が設計した。クラブハウスやコースからは、雌阿寒岳・雄阿寒岳を望み、挑戦意欲の湧くダイナミックな林間コースとして知られています。

「炉端焼き」発祥の街で、新鮮魚介を堪能
旅の楽しみの一つである、ご当地グルメ。北海道で1番の水揚げ量を誇る釧路では、新鮮な魚介を使った様々な料理が楽しめますが、それらを大きな炭の炉で焼く「炉端焼き」は実は釧路が発祥とされており、市内には炉端店が点在しています。
漁港であがったばかりの魚介や旬の野菜など、食材の旨味を引き出した炉端焼きはまさに絶品! 風情のある空間で囲炉裏を囲みながら、ここでしか味わうことができない美食とともに、ゆったりとした大人の時間を過ごすことができます。

囲炉裏を囲み、店主の熟練の手で焼き上げる炉端焼きは釧路が発祥。

釧路港の岸壁の「釧路フィッシャーマンズワーフMOC」にある人気の「岸壁炉端」は、好きな海産物を選んで自ら炭で焼き上げるスタイル。

炭焼きにより、素材の味をしっかり引き出された炉端焼き。ほっけやエビ、カニ、ホタテなど水揚げされたばかりの魚介を贅沢に味わえる。