数多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員と、試打のスペシャリスト・堀越良和が、最新クラブを打って、測って大研究。ヨネックスのイーゾーンCB 501 フォージド アイアンです!

クラブ契約フリーの池田勇太プロが選んだ、操作性重視アイアン

バリバリのプロや上級者モデルに比べると、ヘッドサイズはやや大きめ。タイトリストのAPシリーズに代表されるような、やさしめのセミアスリート系アイアンという印象です。

ヘッドサイズに対して、ライ角がフラット気味です。そのため、ネックからフェースにかけてのふところのラインの見せ方が、適度な逃げ顔になっています。

ボールがつかまりすぎる感じはしないので、左へのミスを嫌がる上級者好みの顔に仕上がっています。

フェースをターゲットへ正確に向けやすいので、ラインを出していくイメージがしやすいのもいいですね。(堀越)

画像: 左から5番、7番、9番

左から5番、7番、9番

必要以上に高く上がらず、ラインが出せる弾道

7Iでロフト32度と、アスリート系アイアンのなかではややストロングロフトなので、弾道の高さは半番手ほど低く飛ぶ感じ。

とはいえ、ソール幅が広めで低重心設計なので、ボールが適度に上がり、飛距離性能も高い。

フェース裏に入っているグラファイト制振材のおかげで、フェースに食いつくような、柔らかい打感が気持ちよく、打音も落ち着いていて、これもまた上級者好みです。(堀越)

画像: フェース面上のスウィートスポットはほんの少しヒール寄り。操作性の良さが伺えられる。真空熱処理という新製法で作った軟鉄で柔らかい打感を実現

フェース面上のスウィートスポットはほんの少しヒール寄り。操作性の良さが伺えられる。真空熱処理という新製法で作った軟鉄で柔らかい打感を実現

方向性を保ちながら、ドローやフェードの打ち分けもできる。競技志向のアスリート系ゴルファーが、とても扱いやすいアイアンといえます。(松尾)

画像: アスリート系のアイアンにしてはソール幅が広く、ソールを滑らせやすい。前作よりもネック長が短く、そのぶん低重心でやさしいヘッド

アスリート系のアイアンにしてはソール幅が広く、ソールを滑らせやすい。前作よりもネック長が短く、そのぶん低重心でやさしいヘッド

左のミスを嫌う人にもいい

ストレートネックで球が上がりやすく、またヘッドの操作性もいい。インテンショナルにフェード、ドローと弾道を打ち分けやすいです。

必要以上につかまり過ぎないので、左を怖がらずにラインを出しやすいモデルです。。

プロが使うモデルながら、やさしさを兼ね備えたアイアンといえるでしょう。(松尾)

総合評価

飛距離性能 3/つかまり 3/上がりやすさ 4/ミス許容 3/操作性5
※5点満点フェード系弾道がイメージしやすい

重心の位置、慣性モーメントの大きさ、ともに操作性の高いモデル

画像: 重心の位置、慣性モーメントの大きさ、ともに操作性の高いモデル

ヘッド/S25C軟鉄鍛造+グラファイトハイブリッド 
ロフト角/32度(7I)ライ角/61.5度(7I)
長さ/37㌅(7I)
シャフト/N.S.PRO モーダス3ツアー105(S)
総重量/407グラム(5I)
価格(税込)/14万9040円(5I~PW・6本セット)※スペックはメーカー公表値

解説:クラブ設計家 松尾好員
解説:プロゴルファー堀越良和

週刊GD2018年8月14日号より

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