![画像: 【教える人】篠塚武久先生 2018レッスン・オブ・ザ・イヤー。時松隆光の先生。福岡で桜美ゴルフハウス主宰](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/062e9de61b5e87647acb063dc152aaca65ca9728_xlarge.jpg)
【教える人】篠塚武久先生
2018レッスン・オブ・ザ・イヤー。時松隆光の先生。福岡で桜美ゴルフハウス主宰
![画像: 【教わる人】川島浩治さん 50歳。ゴルフ歴30年 HC26](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/f9ae239923ea4fff1937ecb4b8026fb77d8de8b1_xlarge.jpg)
【教わる人】川島浩治さん
50歳。ゴルフ歴30年 HC26
強いフックが、時折りでてしまい、スコアがまとまりません(川島さん)
![画像: フックに悩むという川島さんのショット。一見、パワフルなスウィングに見えますが…](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/c00644e50d0f08babf251f2c4e1e9bf02560daa4_xlarge.jpg)
フックに悩むという川島さんのショット。一見、パワフルなスウィングに見えますが…
![画像1: 【10本で握る】時松隆光プロをお手本に、テンフィンガーで打っていますが大フックが出るのはナゼ? 篠塚武久先生がアマへ直伝レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/cb8bd5f748447c11b14695e6265ea127aae616f6_xlarge.jpg)
![画像2: 【10本で握る】時松隆光プロをお手本に、テンフィンガーで打っていますが大フックが出るのはナゼ? 篠塚武久先生がアマへ直伝レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/afe56c9a4ce0851424d61c2da95228b6ace0228f_xlarge.jpg)
![画像3: 【10本で握る】時松隆光プロをお手本に、テンフィンガーで打っていますが大フックが出るのはナゼ? 篠塚武久先生がアマへ直伝レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/9717fb21b81ad50a3fadab3dae4b37d2b953fb22_xlarge.jpg)
![画像4: 【10本で握る】時松隆光プロをお手本に、テンフィンガーで打っていますが大フックが出るのはナゼ? 篠塚武久先生がアマへ直伝レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/b41d336edea312163b7488b7c638e495d7c92f2b_xlarge.jpg)
川島 時々、強いフックが出ます。時松(隆光)プロみたいにテンフィンガーグリップを見習ってやっているんですが……、真っすぐ正確ショットを続けたいです。
篠塚 最初に理解してほしいのが、私が提唱する「桜美式」のテンフィンガーは、単に「握り方」のことを言っているのではなくて、左右の手の役割を別々にして、より効率的にボールを打つ「やり方」のことを指しています。
【フックの原因】テークバックで右ひじが支点になっている
![画像: 始動時に右ひじを曲げてクラブを引き上げ、そこから上体を強くねじってトップまで上げています。そうするとダウンスウィングでは、必ず『ねじり戻す』動きが必要になり、これが時折、大きなフックを招くのです」(篠塚先生)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/02/e63268c0b87a51d2c08bee2ee6f994871559c232_xlarge.jpg)
始動時に右ひじを曲げてクラブを引き上げ、そこから上体を強くねじってトップまで上げています。そうするとダウンスウィングでは、必ず『ねじり戻す』動きが必要になり、これが時折、大きなフックを招くのです」(篠塚先生)
篠塚 基本になるのは、日本の「刀」です。日本刀は「片刃」で、なおかつ刀身が反っているので、おのずと使い方(振り方)が限定されますね。もし、クラブが「刀」だと仮定して、地面にあるボールを(右から)横一文字に“切る”としたら、どうやりますか?
川島 刃が左(目標方向)を向くように、右腕を開くようにして構えて……頭の右上のほうに振りかぶって……刃の向きが変わらないように、右手を返さずに振っていきます。あ、だから、時松プロは、右手を横から握っているんですか!?
篠塚 そういうことなんです。最初は、両手のグリップの間隔を空けて、スプリットハンドで練習すると、右手の使い方がよくわかります。右手のひらは、振り下ろす面に対して、ずっと同じ方向を向き続けるので、フォローでは、右手のひらが上を向く形になります。
篠塚 『ヘッド』を操作するのではなく、クラブ全体を『刀』だと思って振ってください。複雑なことを考えなくても、理にかなった動きに近づいていきますよ。
川島 手は一切、返さないんですね。やってみます。(数球打っていくと……)あれ、当たる感触も、“打音”も強くなった。
両手を離したスプリットハンドで、日本刀をイメージ
![画像: 「刃は目標方向。これでボールを一刀両断するように……」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/c122fb0336005fab58483d1902f4d9401d1571ad_xlarge.jpg)
「刃は目標方向。これでボールを一刀両断するように……」
![画像: クラブを「刀」に見立てて、ボールを真横に「切る」ことを想像すると、自然に右手のひらの向きを変えずに直線的に振り下ろす形になる。トップでは、右ひじが体から離れて高い位置に上がる](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/08/29/30a706727bf0e4bc75cc131343e95f3ef17b22fb_xlarge.jpg)
クラブを「刀」に見立てて、ボールを真横に「切る」ことを想像すると、自然に右手のひらの向きを変えずに直線的に振り下ろす形になる。トップでは、右ひじが体から離れて高い位置に上がる
篠塚 体のねじりを使わず、直線的に「切る」と、そうなります。フォローで左ひじは曲がっていいので、スパッと「切り抜いて」ください。
川島 右手のひらでボールを切る感覚が出てきました。腕を無理やり返す必要はないんですね。
フォローでは右手のひらが上を向く
![画像: 右手のひらの向きを変えずに振り抜く。これが正確なショットの土台](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/02/3430bc786b106085fd1c6b5d5ace99f784365f53_xlarge.jpg)
右手のひらの向きを変えずに振り抜く。これが正確なショットの土台
![画像: クラブの軌道が直線的に変わり始めた川島さん](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/02/f6430d9fcb5033cbd08b30493ecebb3316647639_xlarge.jpg)
クラブの軌道が直線的に変わり始めた川島さん
![画像5: 【10本で握る】時松隆光プロをお手本に、テンフィンガーで打っていますが大フックが出るのはナゼ? 篠塚武久先生がアマへ直伝レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/02/6a5db3eb9c5eb80330e3b887272318c67d932726_xlarge.jpg)
![画像6: 【10本で握る】時松隆光プロをお手本に、テンフィンガーで打っていますが大フックが出るのはナゼ? 篠塚武久先生がアマへ直伝レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/02/bf08dbf36fa560b6f05ab1def27a2ed03bd7f0d3_xlarge.jpg)
![画像7: 【10本で握る】時松隆光プロをお手本に、テンフィンガーで打っていますが大フックが出るのはナゼ? 篠塚武久先生がアマへ直伝レッスン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2018/09/02/66c4e6fa516b65f2da8522de82e0d24b4d45b171_xlarge.jpg)
篠塚 日本刀をイメージしたまま振り抜くと、右手のひらの向きを変えずに(手を返さずに)振り抜くようになる。続けていけば、毎回、安定したスクェアインパクトに近づいていきますよ。
川島 ありがとうございました。
PHOTO/Akira Kato、TEXT/Daisei Sugawara
週刊GD2018年9月4日号より