3カ月ごとにヘッドを割る男
昨年、PGAツアー参戦9試合目のサンダーソンファームズ選手権で初優勝を遂げたキャメロン・チャンプ。並みの新人と違うところは、その飛ばしっぷり。
2018年前半はウェブドットコムツアーに参戦していたが、そこで平均飛距離343.1ヤード(最長記録はなんと425ヤード)を記録。同時期のPGAツアーの平均飛距離1位はローリー・マキロイの319・8㍎。実に20㍎以上も上回っていた。
チャンプ ドライバーは3カ月ごとに新品に替えます。理由? そうしないとヘッドが割れちゃうから。予備は常に用意しています。
飛ばし屋のエースはつかまり仕様「ピンG410PLUS」
現在のドライバーは「G410プラス」。昨年愛用したピン「G400マックス」から移行。
チャンプ 打球音が良くて、見た目もカッコいい。ただ、ヘッドスピードが速いせいか、どうしてもしなり戻りが遅れて右へ出やすくて。それを嫌って引っかけのミスとかも出ていたんですが、可変ウェイトをドローポジションにしたら、ラクにつかまるようになり、飛距離も操作性もアップしました。
吹き上がらない弾道で、振れば振っただけ飛ばせるのが気に入っているという。
風に負けない強い球が打てる「スリクソンZ-STAR XV」
チャンプ スリクソン「ZスターXV」を風に負けない安定感で選択。大学時代から日本製のボールにぞっこんです。
狙いやすく止まるアイアン「ピンiBLADE」
チャンプ アイアンは、振ったぶんだけヘッドが動く感じの操作性が欲しい。飛距離性能よりも、正確にピンまでの距離を打ち分けられるものを選んでいます。
ユニークなのはモデル違いの4番が2本、バッグに入っていること。
チャンプ ピン「i500」の4番は3番アイアンの代わりです。元々ロフトが立っていたので、少し寝かせて21度に。これで260ヤード前後を狙い打てます。もう1本の「iブレード」4番の飛距離は240ヤード前後。どちらも構えやすくていい。
少しのグースがどんなライでもボールを拾える「ピンGLIDE FORGED」
チャンプ グースネック形状で、上からつぶし気味にクリーンに打てて拾いやすい。
ウェッジにはアイアンより軟らかめのシャフトを選ぶのが、ツアーのトレンドらしい。
スコアの生命線「ピンPLD TYNE4プロトタイプ」
チャンプ 構えやすいし、フィンがストロークをサポートしてくれるので、安定感が抜群なんだ。
ベースのモデルはフェースを開閉するストロークに合う重心設計になっている。
シャープに振り抜ける小顔ヘッド「ピンG410」FW
チャンプ 小振りヘッドは、アイアン好きのボクでも扱いやすい。また、シャフトの考え方は番手問わず一緒。タイミングよくしなり戻ってくるものを選ぶようにしているんだ。
ウッドもアイアンも「やさしい操作性」セッティング
月刊GD2019年7月号より