数多くのクラブを手掛けてきた設計家・松尾好員と試打のスペシャリスト・堀越良和プロが最新クラブを打って測って研究する「ヘッドデータはウソつかない」。今回はグローブライドの「オノフ赤ドライバーRD5900」です。

シャフトとヘッドの
相性が抜群

投影面積の大きいヘッドですが、クラウン後方のデザインによって、構えたときにシャープな印象を与えてくれます。(堀越)

画像: ボディのトウ&ヒール部はカーボンで構成。投影面積が大きく安心感のある顔

ボディのトウ&ヒール部はカーボンで構成。投影面積が大きく安心感のある顔

慣性モーメントの大きい1Wは、フェースが開く方向に動きやすく、基本的にボールが右に抜けるミスが出やすい傾向があります。ただ、このオノフAKAは+1.5度のフックフェースによって、右へのスッポ抜けを防いでくれます。

たわんで飛ばすソール前方の「パワートレンチ」という機能の効果で初速性能が高く、高くて飛ぶ弾道がやさしく打てます。またフェースの高初速エリアも広いので、芯を多少外しても初速が落ちにくく、オフセンターヒットにも強いので、左右のブレが最小限に収まります。

画像: やや高い重心位置で安定したスピン量を確保できる

やや高い重心位置で安定したスピン量を確保できる

オノフというメーカーの強みは、シャフトを自社生産できることです。装着の専用オリジナルシャフトはヘッドとの相性がバッチリ。全体がバランスよくしなりつつ、先端が軽快に走るので振り心地がよく、ボールもしっかりつかまります。

画像: 先端剛性を高めヘッドのブレを抑制

先端剛性を高めヘッドのブレを抑制

ドライバーは好きで練習もたくさんするけど、コースで上手く打てない。そんなゴルファーにオススメの1本です。(堀越)

球をつかまえる工夫が満載

実測でクラブ長さ、クラブ重さとも標準ですが、クラブ慣性モーメントは最近のモデルにしては大きくなっています。ヘッドはオーソドックスな形状で投影面積が大きく、フックフェースとアップライトなライ角で、球をつかまえやすそうな安心感があります。

画像: アップライト&フックフェースで球がつかまるイメージ

アップライト&フックフェースで球がつかまるイメージ

重心距離が非常に長く、重心深度も非常に深いので、ヘッドの慣性モーメントが大きくなります。またヘッドのネック軸回りの慣性モーメントも極大でヘッドの返りがゆるやかですがヘッドとシャフトの組み合わせが良く、球はつかまります。(松尾)

打点が安定しない人
球が上がらない人

クラブ全体として球がつかまり、安定した高弾道でまっすぐ飛んでいきます。他のメーカーの大慣性モーメントヘッドのようなグースネックではないので、素直に構えやすいことも大きな利点です。(松尾)

画像: 打点が安定しない人 球が上がらない人

【総合評価】 飛距離性能 4.5/つかまり 4/上がりやすさ 4.5/ミス許容 5/操作性 3 ※5点満点

ヘッド体積/460cc
ロフト角/10.5度
ライ角/62度
長さ/45.25㌅
シャフト/HIGH REPULSIONKICK RD5900(S、SR、R)
総重量/約299g(S)
価格/7万円(税別)
※メーカー公表値

解説:クラブ設計家 松尾好員
解説:プロゴルファー堀越良和

画像: オノフ赤ドライバーRD5900

オノフ赤ドライバーRD5900

週刊ゴルフダイジェスト2020年5月26日号より

ヘッドデータはウソつかない
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