【コース設計家・井上誠一④】大型重機の登場と世界視察でワールドクラスのデザインへ。"世界基準期"の8コース
コース設計家・井上誠一研究の第4回。大型重機が登場した1960年代。谷を埋める、土を盛り上げる、池を造成するなど、手造りの時代には不可能だったことが可能になっていった。また、1962年に井上は、60日に及んだ欧米視察旅行を経験。米国のオーガスタナショナル、パインハーストはじめ、スコットランドのセントアンドリュース、カーヌスティ、ミュアフィールドといった、世界の名コースをつぶさに観察。井上らしさはそのままに、作風に現れた変化とは……